大泉洋氏が、亡くなったおじいちゃんとの思い出を歌にしました。
それが、この「ハナ~じいちゃんと僕と」
このイベントの時の大泉さんの声はもう、すっかり嗄れてしまって苦しそうですけど…。
いい歌なんです。
息子がね、この曲を聴くたびに
「俺、この歌一番好きや。」
と言うのです。
何度聴いてもその度に…「俺。この歌が一番好きや。」と。
幼い頃の記憶なんて、どれもおぼろげで、息子に到っては皆無。
けれど、ひとつだけはっきりとした記憶があるのだそうです。
まだ2歳ぐらいだったかな。
夏に実家へ帰ると、いつも息子はおじいちゃんと2人で近くの公園へ。
帰り道、こっそりふたりで「喫茶店」に行くのを楽しみにしていました。
息子は「ミックスジュース」おじいちゃんは「コーラ」
最近はお洒落な「Cafe」ばかりになってしまったけれど、
その「喫茶店」は昔ながらの店で
「お飲み物」と「軽食」のみ…数席のテーブル。
そこで飲んだ「ミックスジュース」がとてつもなく美味しかったと言うのです。
「美味しかったな。あのミックスジュース。」
「普通のジュースでしょ。缶詰のフルーツにバナナが入ってるだけなんだから。」
「違うもん。解ってないなぁ…。あんな美味しいミックスジュースはな…無いんや。」
「ふぅん。」
「あ~。また飲みたいな~。…美味しかったな~。」
「作ってあげようか?」
「無理やって。だって特別なんやから、あのジュースは…。もう飲まれへんのかなぁ。」
夏の暑い日。
大好きなおじいちゃんと公園。
おじいちゃんの手にはいつでもカメラ。
かわいい孫の姿を何百枚・何千枚撮ってきたカメラ。
汗びっしょりになるまで遊んで、帰り道。
「喫茶店寄っていくか?…内緒やぞ。」
「うん!僕、ミックスジュース!おじいちゃんはコーラやね!」
「あははは。よく知ってるなぁ。」
「うん!」
きっとおじいちゃんとの思い出がいっぱい詰まったミックスジュースなんだろうな…。
歌の歌詞が、その思い出と重なって…。
おじいちゃんの笑顔が頭に浮かんで…。
この曲を聴くたびに、ミックスジュースを思い出すんだろうな…。
でも…息子よ。
感傷に浸るのはいいけれど、
おじいちゃんは…まだ…元気に生きてるから



