皆が、同じ戯曲を何度も読み込んでいるのにも関わらず、
そこから受ける様々なイメージは、それこそひとりひとり・・・喰い違っています。
舞台上にひとつの世界観を立ち上げるには、
各々のイメージの違いを明確にさせて、
皆が納得いくまで、イメージをすり合わせていく作業が必要になります。
この作業・・・果てしなく細部にまで及ぶので、手強いです。
稽古場だけでは追いつかず、たとえば酒場などに場所を移して、
そういった作業工程をこなしておられる芝居関係者も多いとお察しいたします。
最も誤差が無く伝わる言語は、数学だと、聞いたことがあります。
文化的、言語的な認識差の影響を受けない、数字による情報の伝達!
デジタルってすごい!
しかし、数字で書かれた台本をコンピューターに演じてもらう・・・ことって、
それはそれで、また別な苦労がたくさんあるんだろうな・・・。
・・・アナログって愛しい!