歴史が教える「世襲」の弊害
よく陥る失敗パターン
👀歴史を見れば明らかです。
人間は、いつの時代も同じようなこと
(愚行)を繰り返し行っています。
時間と空間を超えて・・・
<典型的なパターン>
世襲
↓
駄目な人物が指導者的立場になる
↓
悪政・失政(異性におぼれる、重税、無知、無能、人望なし)
↓
放伐・革命
↓
新たな英雄の出現
📝
中国の王朝交代劇をみれば
もっともよくわかると思います。
短いパターンでは
1代限りですぐに滅びることもある。
英雄としてトップの座に君臨し
最初は善政を行うも、
後半から悪政へと移行してしまう
パターンもよくある。
世襲がすべてダメという訳でもなく
何代かうまく続くことももちろんある。
ただし、世襲を繰り返すと
必ず”出来の悪い”トップが出世して
権力をもつようになるのも歴史的事実。
出来の悪いトップほどポジション・位に
執着するのも事実。
※”出来の悪い”という言葉には
エリート路線しか歩んできていないことで
庶民の生活を全く経験していない。
その実生活や気持ちもわかっていない
という意味も含みます。
出来の悪い=理解力がない
現代でいうと、企業のトップ選びにも
当てはまることだと思います。
<補足および余談>
世襲のように、次のトップの座が
約束されていて(出世のレールが敷かれていて)
そうなるべくしてなる人物よりも
候補が相次いで亡くなるなどして
白羽の矢がたって、
急遽トップに選ばれた(抜擢された)人物
の方がいい働きをして実績を残しているように思う。
例えば、日本でいえば
江戸時代の徳川吉宗などは好例でしょうか。
吉宗は4男だったので、通常は
まず将軍になる確率はかなり低かったのは事実。
<まとめ>
世襲そのものは悪とは100%ならないが
後継ぎが、能力・実力がなく
トップ不適格だと判断されれば
すぐに排除できる(やめさせる)仕組みを
最初から作っておくことが必要だと思います。
<過去記事>