慈円「愚管抄」(ぐかんしょう)に学ぶ
慈円「愚管抄」に学ぶ
慈円は、
武士の世の中へと変わるきっかけとなる
「保元の乱」の1年前、
まさに時代の大きな転換期に生まれた。
「末世」=世も末と説いたが
「末法」とは言っていない。
当時は、今から見ても
権力闘争が入り乱れた
「乱世」といっても良いかと思う。
慈円曰く、
「政治が堕落して朽ち果てるのは世の習い。
果てて、月が昇って峰を照らすように
また上昇局面に向かう。」
これは
陰陽の流転を言っているのではないか?
今も時代の大きな転換期であり
「末世」といっても良いと思う。
末世に学ぶべき1冊のひとつが
「愚管抄」
<過去記事>