なぜ、今「方丈記」をもう一度読むべきなのか?
<過去記事>
★徒然草
癒し王ふじです。
今日は、「方丈記」から学びましょう!!
「方丈記」は、
鎌倉時代の随筆で、鴨長明が書いた
と皆さんも習ったと思います。
「行く河の流れは絶えずして、
しかも、もとの水にあらず~」
有名な冒頭部分でガツーンと
インパクトある”名セリフ”を残していますので
覚えている方も多いと思います。
これは”仏教的無常観”を表現しています。
ではなぜ、鎌倉時代の「方丈記」を
今読む必要があるのか??
方丈記を通じて書かれている1つのテーマは、
自然災害が引き起こす無常観です。
平安時代末期から鎌倉時代にかけては
世の中が大変荒れた時代です。
地震や竜巻などの自然災害をはじめ
飢饉、火事なども起こりました。
「死」が身近だったのです。
自然と人間が共存する中で
自然が突然人間を襲うことが数多くあったのです。
無常観、仏教が支持された理由もわかります。
今までの日常が、明日もそのまま続くとは
限らないのです。
災いは、人間の気持ちとは関係なしに
必ず定期的に襲ってくるのです。
自然はそうなっているのです。
この書物は、
後世に貴重な教訓を残してくれています。
僕は以前から、
平安時代末期→鎌倉時代は
平成→令和と
いろんな意味で被ると考えています。
歴史は同じような周期サイクルを描きます。
歴史を振り返ると、
社会システム、時代の大きな転換点には
天災事変が多く発生しています。
そこで、生き抜くために必要なのは
心構えと想定力です。
心の持ち用とシミュレーションを
「方丈記」を通じて
学ぶことができると考えています。
「方丈記」には、できれば
起こってほしくないこと、つまり
人生における負の経験が
詰まっています。
それを予め頭に入れておき
「腹を据えた覚悟と想定準備をする」
ということも大事だと思います。
人生には避けて通れない
降りかかるマイナスの経験も
実際多々あるものです。
僕は、鴨長明の”人間らしさ”が好きだな~
<過去記事>
★徒然草