日本は、カルタゴになるか?ローマになるか?
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
紀元前に活躍した、カルタゴの将軍
”雷光”ハンニバル、
”戦略の父”ハンニバル
をご存じですか?
歴史好きの癒し王ふじです![]()
ハンニバル戦争(第二次ポエニ戦争)で
大軍のローマを相手に
連戦連勝を重ねた戦略戦術の天才です。
ハンニバルは、
「戦略力の11原則」すべてを実行していた
と後世分析されています。
11原則とは、以下の通り
主原則→目的、創造
5つの軸→主動、集中、奇襲、機動、柔軟
4つの補完→統一、簡明、保全、経済
絶対無理と言われたアルプス越えを果たし、
トレビア川で勝ったのち
トラシメヌス湖(トラジメーノ湖)の戦いでも
相手を見事に出し抜いて完勝
ファビウスの包囲からもうまくすり抜け
続く、カンネーの戦いでも2倍近い相手を
包囲して大勝するという
歴史に名を残す勝ち方をしました。
ところが、カンネーの戦い以降
両国は命運をわけます。
カルタゴは、元老院と市民がわれて対立し
海商派と農業派が内部抗争をし、
国家の有事において経済偏重。
ハンニバル支援に国がまとまらず
ハンニバルは補給的に孤立に陥った。
有事の時に国が一致団結できなかったのです。
一方、ローマは、今までの負け戦を教訓にし
ハンニバル戦略を研究し真似たといいます。
挙国一致を掲げ、今までと戦略を転換し
持久戦とし、カルタゴの補給路を断つ戦略へ。
攻撃目標もカルタゴ周辺とし、ハンニバルの孤立化を
図った。そして弱みであった騎兵を訓練強化し
ヌミディア傭兵の活用も試みた。
その結果は、歴史が示すとおり
カルタゴは終焉。
ローマが地中海の覇権を握ります。
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今の日本はどうだろう?
カルタゴに似ていないか??
コロナという敵が現れて
有事の時に、一致団結できてないで
国が割れている。
経済偏重で、本当に補給支援が欲しいところ
(国を助けているところ)に金が回っていない。
献金のある”息がかかった”ところのみ
補給が行くという。
ローマのように
軍事、政治、経済が連合し
平等なルールにのっとった補給により
「挙国一致」して敵に立ち向かう姿勢をつくり、
それをとりまとめるトップが必要。
ローマの大スピキオ指揮官は、
過去の連敗の経験を糧に、研究し
ハンニバルを逆手にとった。
今こそ、大スピキオのような
レジリエンスあるリーダーが
求められる時かも知れない。
そんなリーダーが
戦略力の11原則を実行すれば
危機を脱することができるのではないか。
日本は、今こそ国家システムを
進化させるべき岐路に立たされている。
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