人間の体に起こることはすべて連動している
人間の体、
体内で起こっていることは
いろんなことが連動、連鎖
していると思います。
だから、
外に現れた
1つの現象だけにとらわれて
その対処だけに追われるのではなく
どういう機序でそれが生じてきているのか
見極めて、根本的な対策を打つ
ことが重要だと思います。
余談ですが、
例えば、圧受容器反射というのがあります。
血圧が基準値よりも高いと
頚動脈洞や大動脈弓の圧受容器が反応し
その情報は舌咽神経、迷走神経をとおり
延髄の循環中に伝えられ、
心臓と血管支配の交感神経活動が低下し
迷走神経が亢進する。
具体的には次のような反応
心臓→心拍数低下、心筋収縮力の低下、心拍出量減少
血管→末梢の抵抗血管拡張、容量血管の拡張
副腎髄質からカテコールアミン減少
この例でもわかるとおり
神経、ホルモンといろんな動きが
体内では順序だてて行われているのです。
体を触れる際も
どういう機序で
体の表面や自覚として
その病気や症状が呈しているのか?
それを的確に見極め
最適施術をするには
基礎医学の範疇である
解剖学、生理学や病理の知識は不可欠です。