2024年2本目の映画は「あの花が咲く丘できみとまた出会えたら」
戦争映画だし、特攻隊だし・・・絶対泣くな、
内容は予想できたし、予想した上で涙活(るいかつ)しようと思ってみに行きたかった映画。
タイミングを逃して見れてなかったけどなんと秋田ではまだやっていたのでいってきました。
失礼ながら女子高生がタイムスリップするとか、そこで恋をするとか、そして元の時代に戻ってきて今まで仲が悪かった親と仲良くなるとか・・・
ストーリーには期待してなくて、ただ泣くために見にいったのです。
でも泣けない。
特攻隊とか戦争の不条理とか、私たちはもちろん若い世代に知っておいてほしい過去、そしていまだに世界のどこかで戦争が起きている事実を伝えるという意味ではとても意義がある映画だと思いました。
一つが主役の女の子と話し方。
今時の若い子の独特の可愛らしい喋り方が気になってしまって、彼女が正論を唱えるたびに集中できない、彼女の言動にもハラハライライラすることが数カ所。空気読めなさすぎ。
(現代ドラマとか、他のテーマなら可愛いな、と思えるんだけどね)
そして盛り込みすぎ。
主人公の実父の死因、家庭環境(主として経済的な)、戦争、特攻隊、親子関係・・・・
結論として生かされた命を大切にしよう、(今の環境にもっと感謝しよう的なものもあるかな)、ってなるのですが、それのために戦争や特攻隊という悲しい事実を利用した・・・感をが否めなかった。
空襲のシーンも結局・・・・??
タイムスリップ自体がリアリティ感を損なうし、最後の主人公が号泣するシーンもね・・・伏線回収すぎるというか作り込まれすぎている感がありました。
これはあくまでも私の主観。泣こうと思ったけど泣けない理由を探しちゃったのかもしれないし、捻くれた見方をしているのかもしれない。
あ、私が泣けなかった理由ってもしかしたら
映画の方が「泣かせよう」という演出のもとに作られたからかもしれない。
下村志保美(しもむらしほみ)
PRECIOUS DAYS主宰
1968年愛媛県生まれ。東京都江東区在住。
2014年より片づけのプロとして活動。
部屋をきれいにする片づけではなくお客様ご自身が片づいた部屋を維持できる整理収納サポートを提供しています。「自分で片づけられる」それは自分に自信につながり肯定感をあげることにも繋がります。
著書:片づけのプロが教える心地いい暮らしの整え方(三笠書房)