【適度に細菌・ウイルスを取り入れることが健康には必要】小麦アレルギー、化学物質過敏症、電磁波過敏症、乳製品アレルギー、大豆アレルギー、猫アレルギー、様々なアレルギーがありますが、その原因は何か。原因は3歳までの生活で細菌・ウイルスに接する機会が不足していること0～3歳までの間に、適度に菌やウイルスに充分さらされると免疫力が育ちます。体内に外から菌やウイルスが入ってくると、それを処理するために免疫システムが働きます。この時期に一気に免疫システムが育ちます。近年、あまりに衛生状態が良くなり、菌・ウイルスが少ない環境で育った子供たちは、この免疫力の獲得ができません。大人になってから獲得すれば良いのではと思われるかもしれませんが、成長してからではなかなか難しいのです。例えば、生まれてすぐに英語の中で育つ英語圏の人たちは、自然に英語を使いこなします。中学から英語を学ぶと、努力の割になかなか身につきません。ピアノもバイオリンも小さいときから始めないと、クラシックのプロにはなれません。免疫力もできるだけ小さい時期、0～3歳に獲得しておく必要があります。【アーミッシュの人はなぜアレルギーがないか？】アーミッシュの人たちはアレルギーがほとんどありません。真冬以外は子供は裸足です。細菌やウイルスを取り入れる機会が増えます。なぜアーミッシュにアレルギーがほとんどないかを長期にわたって研究したマーク・ホーブライ医師の報告。マーク・ホーブライ医師はアーミッシュ村で15年以上診療をしています。「体内へ細菌がよく侵入してくる環境だと、免疫システムは、将来起こるであろう多くの細菌侵入や感染症などに備え、より多くの免疫細胞を作り、強力な免疫システムを作る。細菌侵入がそれほど多くなければ、そこまで強力な免疫システムは作らないのだ。」「何年にもわたる長い調査の結果、アレルギーになりにくい環境因子が明らかになった。それは２つ。ひとつは牛や馬を飼い、家畜と濃密な接触があるということ、そしてもうひとつは加熱殺菌しない牛の生乳を飲んでいることだ。この条件に当てはまる農家の人々の血液中には、アレルギーのなりやすさを示すＩｇＥ値が一般の人々より有意に低いことが分かったのだ。」「人体は生まれながらには完成していない。環境からの情報を受け取りながら成熟し、その環境で生き残るために最も有利なように、チューンナップしながら体の様々なシステムを成熟させていく。この仕組みがあるからこそ、人類は様々な環境変動の中を生き残り繁栄してきたと考えても良い。免疫システムも同じだ。体内へ細菌がよく侵入してくる環境だと、免疫システムは、将来起こるであろう多くの細菌侵入や感染症などに備え、より多くの免疫細胞を作り、強力な免疫システムを作る。細菌侵入がそれほど多くなければ、そこまで強力な免疫システムは作らないのだ。」アーミッシュの人々は、アレルギーがほとんどない。アトピーも花粉症もない。ただ、糖尿病などは多い。
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