腸は故郷を目指す
子供の時に食べていた食事、生まれてからずっと食べていた食事。
これは慣れていて、体調不良を起こしにくい食事です。故郷のような食事。
『ふるさと食』とでも呼びましょうか。
その人の腸内環境に無理がない食事です。
腸内フローラは三歳まできまります。
三歳までの食事の影響を大きく受けます。
一方、食事法は、『ふるさと食』とはまったく方向性が違う食事になってしまいます。
あまりお肉を食べて来なかった人が、お肉を食べる、
プロテインなど飲んだこともなかった人が、飲む。
初期はタンパク質不足が改善されて、体調が良くなりますが、
数年後に腸内環境がついていけなくなり体調不良になります。
最初は美味しかった肉や卵が、見るのも嫌になる。
はじめは甘さで誤魔化していたプロテインも、全く飲めなくなる。
無理して飲もうとすると、吐き気が起きる、実際に吐いてしまう。
これは
腸内細菌が、肉やプロテインを拒否しています。
頭では「これは健康に必要」と思っても、
腸内にいる100兆の腸内細菌が「要らない」とストライキを起こしています。
『ふるさと食』=自分が長年なじんできた食事に戻すと、とたんに楽になる。
理論は肉、卵、プロテイン。でも腸は『ふるさと食』を目指す。
矛盾の中で苦しむことになります。
個人の状況に応じて、対処法は異なりますが、『ふるさと食』をベースにしながら、
EAAで高タンパク食を目指すのが無理はないでしょう。
栄養は新しいメガビタミンを参考に