ジャパンレールパス・グリーン車の旅 10日目 | やる時はやりまっせ!

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ニュージーランド南島クィーンズタウンで満天の星と赤色オーロラの撮影に人生を捧げております。同タイトルのホームページTOPを毎週移植

 

ジャパンレールパス・グリーン車の旅 10日目

 

 

2023年6月に利用したジャパンレールパス・グリーン車2週間の旅、その10日目の紹介です。

初日からの行程は

1日目 金沢→長野→和倉温泉→金沢
2日目 金沢→大宮→新函館北斗→函館→東室蘭→札幌
3日目 札幌→旭川→美瑛→富良野→新得→釧路
4日目 釧路→札幌→函館
5日目 函館→新函館北斗→仙台→山形→大石田→東京→名古屋
6日目 名古屋→紀伊勝浦→新大阪→岡山→高松
7日目 高松→岡山→出雲市→出雲大社前→出雲市→新山口→博多
8日目 博多→熊本→宮地→熊本→久留米→日田
9日目 日田→久留米→新鳥栖→武生温泉→長崎→武生温泉→新鳥栖→鹿児島中央

そして10日目の行程は

鹿児島中央→小倉→門司港→小倉→岡山→高知→坂出→(翌日に東京)

と進みました。

朝7時42分発の九州新幹線さくら544号のグリーン車に座り、コンビニで買っておいた「おにぎりを2つだけ」食べました。11時には門司港で瓦蕎麦を食べる予定になっているので、朝食はスモールにしておいた訳です。

新幹線さくら号のグリーン車は半室だけなのですが、結構な確率で空いています。これが東海道新幹線のグリーン車ともなれば、2両も連結しています。

新大阪→熊本とか、飛行機よりも早いのでグリーン車利用率が上がるかと思いきや、そこは西日本人。節約なんでしょうかね。お陰様で余裕でグリーン席が空いているので助かっています。

そしてこれが瓦蕎麦。山口県の名産ですが、現地は遠いので便利な門司港店にお邪魔しました。たれに付けてざるそばみたいにして食べます。

一部焦げているのですが、またそれが香ばくて美味いんですわ。

 

 

 

 

 

 

次にベタですが、地理的な配置を確認しておきたかったので、こういう時は「高い場所」に伺うに限ります。門司港レトロ展望室なるものがあったので、瓦蕎麦店が開店する11時までお邪魔しました。

梅雨のど真ん中に伺っているので、鉛色の空に関してはお許しを。翌日、翌々日に富士山と五重塔を撮った時は梅雨の晴れ間があって、中々良い写真が撮れてますので、その紹介までご勘弁を。

上の2枚の写真で下の写真に関門海峡大橋が写っていますが、その右奥が壇ノ浦合戦があった場所ですよね。平家と源氏が戦った場所という事で、どんな潮の流れがあるのかも見ましたが、やはり自然を味方に付けた方が有利に決まってます。

何年か前のSNS書き込みで、「現在の台風の中心が神奈川県の何処なのかをTVが教えてくれない」というのを見つけました。続けて読むと、「台風の中心付近だけが危険で、その他は平気」と理解出来る文面でした。

実はその時に暴風雨に見舞われていたのが、この写真の対岸にある山口県だったのです。一般的に台風の中心の東側で猛烈な暴風雨に見舞われる事が多いのですが、この時は数百キロも西にある山口県に猛烈な雨雲が掛かっており、この常識は通用しませんでした。

台風の渦の中心付近以外は平気!という観念を学校の先生が教える訳はないし、一体何処からの情報なんでしょうね。「オーロラは寒い時しか出現しない」という間違った情報と同じで、自分で勝手に決めつけているとしか思えません。それが人命に関わる「思い込み」にならない事を祈るばかりです。

潮の流れに乗じて源氏が優位に立ったと聞いたことがありますが、情報を制するもの、これすなわち勝負をも制する事になる事が当たり前になってきています。

私がオーロラの出現を経験から予測出来るのは、この情報を手に入れているからになります。真夜中に起きて出動するのは辛いですけどね。

 

 

 

 

 

 

門司港で山口名物の「瓦蕎麦」を食べ同じ道を小倉駅まで戻り、新幹線さくら552号で岡山経由の、特急南風15号の最前列グリーン席に座りました。

ジャパンレールパスで瀬戸大橋を十数回往復していますが、その度に「新幹線は未だか」と思います。だって大橋には新幹線用の空間が確保されているんでっせ。橋のバランスも悪くなりそうな気がするし。

岡山駅での乗り換えは面倒ではないのですが、その待ち時間が長い時が多い。今回はなんと「52分待ち」でした。

たまに乗り換え時間2分で特急が出発してしまう!なんて時もあるのですが、その際は毎回ダッシュします。そう2分で山陽新幹線から乗り換えちまうんです。

ただ乗り換えが悪いと今回の様にほぼ1時間待ち。これが勿体ない。52分あれば高松駅に着いてますからね。

今回は高知で毎度の「鰹の藁焼き」とビールを飲みにだけ行ったのですが、場所となった「ひろめ市場」でお若い二人組男性に相手をして貰い、大変有意義な時間を過ごす事が出来ました。

通りで全く写真がないわけです。会話に花が咲きましたからね。

高知駅~ひろめ市場間は若い頃は当然歩いてましたが、最近はもっぱらバス利用です。今回も往復バスに乗り、ギリギリで復路の特急南風28号・19時31分発に乗りました。

宇多津までグリーンに座り、そこで前方に連結されている先発の「しまんと6号指定席」に乗り換え一駅。下車したのは坂出駅。到着時間は21時27分。

速攻でコンビニに出撃してデザートを入手。

 

 

 

 

 

 

坂出駅に定刻に到着したから良かったものの、もし遅れたら乗り換え列車である寝台特急サンライズ瀬戸号には乗り継げなかったので綱渡りでした。

お陰様で21時44分の発車でサンライズ号に乗り継ぐことが出来、しかもシャワーカードまで買えました。半ば諦め気分で11号車入口前から乗車。

シャワー券の自販機を見てガッツポーズ。売り切れてなかったんですよ。

でもそこからが大変。筆者の部屋は先頭の14号車。重い荷物を持ちながら階段を上がったり下がったり。しかも禁煙じゃない所も通過せざるを得なくて。

半ば呼吸を止めてタバコの匂いをするエリアを通過し、14号車4番シングル個室にて一息。でもシャワーは混んでいるようだったので、岡山駅での連結シーンを見てからの入浴にしました。

とにかく汗だくになったので、べトナムの浜辺で売り子さんから買った扇を使い、ドアも閉めずにクールダウン。

周りに目をやると、相変わらずガラガラ。

数週間前に「えきねっと」「おでかけネット」で個室チケットを確保しようとしても毎回「満席」なんよ。

今回もかいな!と思いながら、キャンセル料の掛からない2日前が過ぎて確認すると、ほぼ全室ガラガラ。そう旅行会社がお客さんもいないのに席を確保していただけなのです。

これって筆者の様な海外からの観光客に大きな悪影響を与えていると思います。

しかも、毎回空室だらけのガラガラ。でも発売開始の1カ月を切った時点では満席。JRさんの儲けを旅行会社が奪っているのは明白です。ルールを変えないと、インバンドのお客さん達も可哀そうでっせ。

そやけどシングル個室、狭いなぁ。欧州の寝台特急だと部屋にシャワーもトイレも付いていて、通路以外は全て寝室なんですよ。そりゃ広いでしょ。サンライズは通路を挟んで左右に部屋があるので、欧州の寝台個室は2倍の広さがあり、しかもシャワートイレ付。

JRさん、次の寝台特急は欧州スタイルで行きなはれや。

 

 

 

 

 

 

そしてお約束の岡山駅での連結模様であります。

筆者は先頭車の14号に部屋がありましたので、連結の様子は最後尾8号車にまで移動せねばなりません。

しかし、撮るのは連結の様子ではなく、その様子を撮影する鉄ちゃん達が被写体です。何が面白いかって、インバウンド観光客は勿論のこと、日本の女性が必ずおられる事です。

「鉄女」を大いに盛り上げて欲しいと思います。ワガママな男性撮り鉄の盆暗共は自然と淘汰されるでしょうから、これからは女性の時代です。

優雅な鉄道の旅を心底ご存じなのは、JRにお金を一切落とさない撮り鉄の盆暗共ではなく、これからは鉄女の時代だと確信します。

昔、ブルトレが毎日何十本も走っていた時代がありました。その時代の撮り鉄である筆者だからこそ感じますが、鉄道車両の向こう側に本物の旅の姿が見えない撮り鉄共が多過ぎます。

単なる被写体扱いで、画角や儲けの事しか考えていない野郎共に旅の何が分るというのか?

今年2024年も1週間だけジャパンレールパス・グリーン車の旅を計画中ですが、大阪、大分、国分、鹿児島中央、呼子、長崎、博多、丸亀、福井、金沢、氷見、十和田市、釧路、札幌、宗谷岬、ノシャップ岬、俱知安、函館、東京と進みます。

その途中に未だ見ぬ何かを求めて旅をするのですが、撮影機材だけで15キロはありそうな馬鹿重いものを携えており、毎回気合は十分。しかし、そろそろ機材が重いので、旅の時くらいフルサイズを止めようかと思案中です。

さて今年は何処で何を食べようかなぁ。

最初の3枚だけフルサイズミラーレスのRAW撮影で、残りはギャラクシーのスマホで撮ったものです。お見苦しい点をお詫びします。

旅はまだ続きます。