来るか太陽活動の頂点 2024年 | やる時はやりまっせ!

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ニュージーランド南島クィーンズタウンで満天の星と赤色オーロラの撮影に人生を捧げております。同タイトルのホームページTOPを毎週移植

 

来るか太陽活動の頂点 2024年

 

 

世界で最も早くに新年を迎えるニュージーランドですが、その南島、そして南緯45度にあるクィーンズタウンでは赤いオーロラが度々出現します。

元日1月1日夜もオーロラ出現予報が出ており、筆者は仕事で毎朝5時30分起床だが、いつでも出動出来る体制だけは整えています。

多い時は5台のカメラを使いタイムラプス撮影をするのですが、涼しくなってきたらレンズが曇るので、真夏を除いてほぼ毎回レンズにヒーターを巻きます。

5台の三脚を立て、5本のレンズをどれにするか考え、そしてレンズヒーター用のモバイルバッテリーも5個セッティングします。

現地での準備を文字にしても皆様に伝わらないと思いますが、このオッサン、どれだけの情熱を持ってんねん!と思って頂ければ幸いです。

まあそれ程のレベルのオーロラが出るので、もう暫くはその情熱が冷める事はないのかも知れません。

そして、そのオーロラというのは太陽風に含まれている粒子が大気圏内の酸素、ないしは窒素と衝突し発光する現象。寒さは関係ありません。

その太陽風が高速となり地球に襲い掛かれば、より大きなオーロラが出現します。

そしてその太陽は約11年おきに活動期の頂点を迎えます。これまで24回の太陽活動周期が確認されており、数年前からは第25周期目に入っていると言われています。

その頂点が2024年から25年の間にやって来るという予報が発表され、筆者は万全の態勢で毎日を送っています。

 

 

 

 

 

 

この写真は2023年2月28日未明に撮ったモノですが、中央直ぐ上の大マゼラン雲さえも赤いオーロラに包まれてしまう程の大きな出現となりました。

2月といえばニュージーランドは真夏。気温や季節に関係なくオーロラが出現する証明写真みたいになっています。

それでも筆者の撮影技量が貧弱で、磁力線の表現も出来ないほどの露出過多です。

新しく導入したニコンのZ6IIを天体改造して撮った写真ですが、この写真で猛省し、感度を上げてでも露出時間を短くして撮るべきだと学びます。

ただ問題が。

それは一晩で撮る写真の枚数がほぼ2倍になることです。

これまで一晩でカメラ一台辺り1000枚程度で済んだのに、これが2000枚に増える事になります。
そしてカメラが5台もあるので、一晩で最大1万枚にもなります。

そう活動期になり、写真を保管するHDDが悲鳴を上げています。

2023年6月の日本帰省で8TBのHDDを2台購入し、ミラー状態で万が一の故障に備えていますが、半年間で既に1.25TBもの容量を使っており、このままでは3年もしないで次の大容量HDDを2台手に入れなければなりません。

まあ嬉しい悲鳴ですが、2024年の帰省でも大容量HDDを2台買って帰りますかね。

さて新年を祝う打ち上げ花火というイベントもありますが、筆者は5時30分起きなのでそろそろ寝ます。

皆様良いお年を。