オーロラと天の川 with 月明かり
2023年10月21日夕刻出現のオーロラを撮ってみました。月齢7の月明かりがありましたが、週休二日中の土曜日の夜やし、とりあえず出撃してみました。
クィーンズタウンは夕日でさえ真っ白のまま沈んでいく位に空気が綺麗なので、月明かりもそれなりに「眩しい」故に、淡いオーロラも淡い天の川も、この半月の月明かりには勝てず、肉眼では薄っすらとしか見えない状況です。
しかしこのカメラ Nikon Z6II(天体改造機)は、ご覧の様な写りを見せてくれます。
スキーの板もそうですが、新機種の性能が毎年予想を超える仕上がりになっているのと同様に、カメラも日進月歩。新しい製品はそれなりにアドバンテージがあります。
この夜はかなり風が強く、琵琶湖の半分弱程の大きさがあるワカティプ湖は、ご覧の様に波が打ち寄せる状態。こんな風が強い夜のオーロラ撮影には、重さのある「アルミニウム三脚」が最適。
カーボンだと「しなる」ので、撮像はブレブレのケースが多くなります。軽いから持ち運びは便利ですけどね、いつも車でオーロラと天体の撮影に出撃する身としては、カーボンは使わないです。
写真上部も赤いのは、恐らく例の「SAR Arc」。
SAR Arc はオーロラではなく、地球のプラズマが磁気嵐の高エネルギーに加熱される現象。クィーンズタウンの様な低緯度に良く見られる現象です。
中央の山の左上には、ほぼ逆さまになりかけている南十字星が赤いオーロラの炎で火あぶりになっています。次回は是非月明かりのない夜に出現して欲しいものです。