星だらけの領域にレンズを向ける | やる時はやりまっせ!

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ニュージーランド南島クィーンズタウンで満天の星と赤色オーロラの撮影に人生を捧げております。同タイトルのホームページTOPを毎週移植

 

2021年5月も4週目、落葉もそろそろ終盤で、庭に舞い落ちる大量の落ち葉をブローワーや金属熊手等で集める作業も一段落。

 

日本だと落ち葉を集め、サツマイモをアルミホイールで巻いて「焼き芋」なんて事も出来るでしょうが、ここは焚火は当然禁止なので、そんな事は無理。一般人が花火をしても良いのは毎年11月5日のガイフォークスディのみが許されている。

 

そうそう、日本だと街中のコンビニ前での飲酒が可能だが、海外ではまず無理な行為。1億人がパスポートを持っていない日本の皆様にとっては、海外での常識は受け入れ難いかも知れない。

 

南十字座も21時過ぎには南中を終え、夜明け前にはほぼ逆さまの状態になる。しかしご安心頂きたい。ここ南緯45度では南十字座は一年中沈まないので。南半球の緯度が低い場所では、南十字がなんと半年も地面の下で見えないなんて事実がある。

 

トロピカルな南の島に行ったは良いが、南十字座が見えない時期だったなんて事の無い様に御注意を。

 

さて今週の写真は、南十字座の直ぐ下にある天の川の濃い部分に、滅多に使わない135mmレンズを向けてHDRコンポジットしてみました。それでもエータカリーナ星雲の中心部が白飛びしてしまいました。改善の余地が多いにあります。

 

多くの散開星団に、赤色散光星雲を散りばめてみました。開放F2.0のレンズを一絞り。ISO1600で3分、2分、1分、30秒、15秒露出をそれぞれ16枚ずつオートガイダーで追尾。ダークフレームも3分と2分を32枚ずつ。フラットフレームは帰宅後に自室で32枚。

 

白飛びは3分露出の撮像を省いたら、もっと見栄えが良くなるかもしれません。急に135mmでの撮影に目覚めてしまったかも。それもこれもパンデミックの影響ですけど。いつもは、こんな撮影をしている時間は確保出来へんからね。

 

そう言えば26日の皆既月食はさそり座の頭付近に月がいるので、アンタレス付近の色取り取りの星雲と織り交ぜて、この135mmで撮るのも面白いかもしれませんね。ただ皆既時間が短いので、さて何枚追尾撮影出来るでしょうか。

 

Canon EOS 6D SEO-SP4, Samyang 135mm F2.0