Comet ATLAS アトラス彗星 C/2020 M3 | やる時はやりまっせ!

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ニュージーランド南島クィーンズタウンで満天の星と赤色オーロラの撮影に人生を捧げております。同タイトルのホームページTOPを毎週移植

 

2020年11月6日の夜、月が双子座の1等星ポルックスの近くまで下がり、月出時間(午前2時)まで時間があるので、アトラス彗星の撮影に出かけました。

 

彗星は皆様ご存知のオリオン座の中に入り込んでおり、1等星リゲルの直下に位置しています。ああ日本だとリゲルの上ね。赤道を超えると逆立ちになるから。

 

エメラルドグリーンのほうき星が綺麗に写りました。

 

11月7日午前1時34分22秒から4分露出

ISO4000

 

SONY α7RIII

BORG 77EDII+ED REDUCER F4DG

M75にて15%程絞る

SXD赤道儀+ORION SSAG+PHD2 GUIDING

 

 

 

 

 

 

こちらはいつもの天体改造 CANON EOS 6D SEO-SP4 に CANON EF 70-200mm F4L IS USM で撮影。ISO3200で4分露出。絞りはF5.6

 

中央下部にオリオン座の3つ星、上の明るい星がリゲル。その下にアトラス彗星。

 

白や赤色の煙に見えるのは全部星雲。

 

これも赤道儀に同架してます。

DSSで10枚重ねてます。ダーク16枚、フラット32枚と適当。

 

やはり露出の違う写真を重ねてないので、M42オリオン大星雲が白飛びしてます。

 

 

 

 

 

 

これは撮影風景を天体改造 CANON EOS Kiss X7i SEO-SP4 + SAMYANG 12mm F2.8 (F4.0) でタイムラプス撮影を合成したものです。

 

撮影者である筆者はこの右下で大の字に寝そべって、この星明りのシャワーを浴びてます。

 

月が地面の下にあるのに、その月明かりが山の裏側を照らしています。昇って来る20分以上前のコマしか選択していないはずなのに、何か街明かりみたいに見えてしまいます。

 

決して街明かりではありませんのお勘違いなさらぬように。

 

左手の星の集団が昴(すばる)。中央上に逆さまのオリオン座。

その右手にシリウス、下方にプロキオンも写っているので、冬の大三角、ここでは夏の大三角も写っています。

 

日本の真冬に逆立ちして夜空を見上げてもらうと、この様に見えます。

 

愛車も星に照らされてて、何だかディスコ(オッチャンの時代の呼称)店内の照明みたい。

 

今晩も晴れそうなので、月出時間も遅くなるし、再度出動してみましょうかね。