1年ぶりに日本帰国へ
今回も今年2024年の休暇旅行の模様をお送りします。
5月13日(月)も雲の多い天気となったタイ・プーケット島から、マレーシア・クアラルンプール空港を経て、深夜便で成田空港へ移動する日となりました。
家内によると、プーケットの4月と5月は一年で最も気温が上昇する2か月なんだそうで、そんな常夏の地に深秋のニュージーランド南島からやって来たので大変暑かったです(笑)。
6月からは雨季に入るそうで、その影響もあってか湿度が高く、気温は34度なのに体感気温が41度を記録していました。とか書いている本日、日本では実際の気温が40度を越える場所もあるとか。
最早日本の太平洋沿岸は亜熱帯に属するようになったのではないでしょうか?
さて日本への移動の模様ですが、Kamala Beach カマラビーチからプーケット空港までの移動も往路と同様にプライベートカーを予約してあり、冷房の効いたセダンであっという間に空港に辿り着きました。
もし乗り合いバスやシャトルを選択していたら、一体どの様な試練が待ち受けていたことやら。
今回利用した航空機会社は Batik Air Malaysia バティック・エア・マレーシアで、昔はマリンド・エアと呼ばれていました。上の写真には、そのOD541便の左翼が写っていますが、これはプーケット空港を離陸した時の写真です。
宿泊した Kamala Beach を撮影しようと思って、窓にスマホを押し付けていました。大きな湾型のビーチが見えていますが、その右裏がカマラビーチ。
まあご覧の通りの海の色で、カリブ海はカンクンに着陸した時の感動はありません。そして90分後にはマレーシア・クアラルンプール空港に到着しました。
フライトの出発時刻が現地時間の13時15分だったので、カマラビーチのホテルには午前10時丁度に送迎車に来てもらい40分で空港。
チェックインを済ませていると、何だかもうランチタイム。エプロン傍のレストランに入り、残っているタイバーツと相談しながら注文。
私は外れの少ないトムヤムクン・スープヌードルを注文。窓の外を見ると、ロシア国営航空のアエロフロート航空の機材が何と2機も駐機しているではありませんか。
ロシア人は「どんだけ」プーケットが好きやねん!
それにしてはビーチで見かけたロシア人と思しき人達の中に、ロシア人特有のバカげた行動をする人達を全く見かけなかったのです。
私が海外旅行時に「なんやコイツ」と迷惑をかけられる場面の殆どがロシア人によるものなので、彼等は殆どが非常識人間の集団という概念が植え付けられてしまっています。
事実、NATO各国と直接国境を接したくないというだけでウクライナを緩衝地域にするべく乗っ取りをしてはりますが、プーケットでロシア人に迷惑をかけられた事は一度もありませんでした。
恐らくですが、プーケットに避難して来ているロシアからの皆さんは、常識のある人が多いのではないかと感じました。そのまま本国に戻りたくないとも思っているのではないかと。御気の毒に。
OD541便は順調にクアラルンプール空港に到着しました。現地時間の15時45分でした。
タイとマレーシアには1時間の時差がある為、今回は腕時計を何度も触り、時間設定を変更したのが印象的です。
実は当初は一本遅いOD543 15:55/18:25 に予約を入れていました。しかし、突然バティックエアから「一方的に」フライト変更のメールがやって来ました。
成田便の出発時間が22時50分なので、乗り継ぎ時間4時間25分だったのです。しかし、それが急に7時05分間に増えてしまいました。
理由は「運休」だそうです。流石わLCC。従わなければ座席はないものと思え!みたいな感じ。いやぁねぇ~。
当初はクアラルンプール市内まで最も早く辿り着ける特急電車を利用して、この7時間を楽しもうと思っていました。
しかし、所持している荷物を全部「預かり所」にて面倒看てもらわねばならず、日本で食材やらレンズやら、2人合わせて100キログラム越えの大量の荷物をNZに持ち帰る計画だった事から、ほぼ空っぽのマジでデカいスーツケースも持ってきていました。
そして各々のスーツケース等を含めると、荷物預け代金だけで軽く5千円を越えて来るだけでなく、預かり所への道のりや手続き、それから電車のホームへの移動にかかる時間を考慮すると、街中で楽しめる時間がたったの60分しかない事が判明。
思ったよりも時間が無い事から、クアラルンプール空港内で過ごす事にしました。
そこで見つけたのがチェックインカウンター左奥の「セブンイレブン」(写真参照)。
イスラムの国なのでアルコールは厳禁。いくら空港のコンビニと言えども、流石にアルコールは売っていないだろうと確認すると、意外や意外、メッチャ売っていました(笑)。
しかもイートインコーナーもあるので店員さんに質問してみました。
「ビールを売っておられますが、イートインコーナーで飲んでも良いのでしょうか?」
すると嬉しい答えが。
「空港内、何処で飲まれても大丈夫ですよ」。
7時間もあるので、余っていたマレーシア通貨のリンギットを減らすべく、500ミリリットルの缶ビールを何本も買って楽しみました。飲んだ場所は店前です。
リンギットを殆ど使い切り、3時間前から始まるチェックインを前に用を足しに行った時の事。手を洗っていると、トイレの清掃員の怒鳴り声が聞こえました。
「貴方、トイレ内でタバコを吸ってんじゃねえよ」
「誰や、タバコをっ吸った馬鹿野郎は」と振り返ると、清掃員と思われる30代の男性が私を見ています。
「えっ俺っ!?」
清掃員は続けます。
「最近、多くの人がトイレ内でタバコを吸っていくんよ」
しかし、喫煙をやめて20数年の私が、しかもトイレ内でタバコを吸うわけはありまへん。そこでその清掃員をシバく事にし、大阪人丸出しでマシンガンレベルの文句を言い始めます。
挙句の果てにはその清掃員の顔とネームプレートの写真、そしてそれを拒否する模様のビデオ撮影をしながら、「てめぇ、勝手なこと言ってんじゃねぇよ。何なら唾液と手のDNAを採取して、俺がホンマにタバコを吸ってたか調べてもらってもええねんぞ。」
と言ったら急に謝罪をし始める始末。
最後は捨て台詞の様に、「お前の顔写真と動画を、空港のアドミニストレーション事務所に提出するので、その後にお前が仕事を失っても関知せぇへんからな」と宣ってトイレを後に。
コンビニに行く前にインフォメーションカウンターでこの件を報告し、空港の責任者を呼び出して貰いました。すると、空港へのコンプレイン(文句・苦情)サイトから清掃員の顔写真と動画を含めて提出してくれ」とアドバイスを貰いその場を後にしました。
写真はエプロン手前のハードロックカフェでビールを飲んでいる時に撮ったもの。
実は空港係員からの暴言は帰国時の成田→クアラルンプール→オークランドと飛ぶ際、この空港でトランジットした際にも起こりました。
エプロン前でもコンビニがあれば、そこでビールを買って飲んでやろうかと思い、インフォメーションカウンターにいる2人の女性に質問した時の事。
残念ながら、セキュリティチェック後はコンビニはないとの事だったが、一人の担当女性が「ターミナル2に行けばあるわよ。健康の為に歩いて行けば良いじゃない」と。
成田から7時間30分もかけて到着したばかりで、3時間30分後にはオークランドに向けて10時間15分間のフライトに乗る為に、出来るだけ体力を温存しておきたい私に、「ターミナル2まで行け」と平気で言うではありませんか。
「ターミナル2にございますが、若干のお時間と距離がございますね」程度なら理解出来るが、「健康の為に歩け」とは、マレーシア人って基本的なカスタマーサービスの欠如な奴しかおらんのか?
皆様のお近くにマレーシア人がおられたら、確かめてみて下さい。やや愛情に欠けた言動を平気で行う人種という印象が植え付けられました。
クィーンズタウンに戻ってから親友のマレーシア人にこの件を話したら、代わりに謝る始末。彼はそんな民衆に愛想が尽きた感じでNZに移民して来たみたいだ。韓国の友人の多くも、同様の話をしてくれる。母国の民衆が滅茶苦茶なので出てきたと言うのだ。
まあ筆者である私も、昭和時代の光化学スモッグを避けてNZに逃げて来た一人なのだが。
写真はKULクアラルンプール→NRT成田で搭乗したJAL日本航空723便でサーブされた夜食です。22時50分のプッシュバックだったので、この食事がサーブされ始めた時間は当然日付が変わってから。。なので、それも考慮されてかやや少な目の食事量である。
勿論美味しく全部頂戴した。なんせ日本航空の機内食は「美味い」からである。
そしてJL723便はオンタイム(日本時間の07時05分)で成田空港の第2ターミナルのエプロンでエンジンを切った。
我々夫婦は、約5時間後のジェットスタージャパン機で北海道は新千歳空港行きに搭乗する。