2024年ジャパンレールパスの旅・初日
さぁやって来ました、今年2024年のJR乗り放題の旅でございます。
と言っても旅をしたのは2024年5月20日(月)~5月26日(日)までの1週間なので、既に4か月近くも前になります。やっと画像処理を始められましたとさ。
だって第25期の太陽活動活発期の頂点に差し掛かっており、毎日が太陽風とフレア爆発のチェック。そして毎朝5時30分起きの仕事。
約4週間の休暇旅行で撮影した写真もかなりの量でして、ここ数カ月間で撮ったオーロラの写真を含めると数万枚。今日まで写真に手を付けられませんでした。
これから年末にかけて少しずつ紹介させて頂きますね。
さて今日は1週間のJR乗り放題の旅、その初日の模様をお送りする訳ですが、今年の休暇旅行で日本に帰省した期間が短かった事もあり、昨年のJR乗り放題の旅が2週間だったのに今年はその半分です。
それでも南は鹿児島中央駅から、北は旭川駅まで計31枚のグリーン車指定席券を発券して旅をして来ました。
さてその初日の行程は
新大阪→小倉→大分→宮崎→国分
になります。
乗り込んだのは一枚目の写真、その左上筆頭に表示されている「ひかり531号」。朝7時34分発のひかり号ですが、なんと終点の博多駅まで後続の「のぞみ号」に一度も追い越されない特殊な列車です。
そのグリーン車乗車から今年の旅は始まりました。
本当はタイはプーケットから日本に帰国した際の成田空港でジャパンレールパスに引き換える予定が、NZ国内の郵便事情の影響で「在留届の写し」がNZの自宅を離れるまでに届かず、近所の日本人の友人に頼んで大阪の実家に国際郵便で送って貰い事なきを得ました。
大阪の実家にて受け取り、翌朝には大阪駅に出向き、「みどりの窓口」ならぬ「みどりの券売機」に張り付き、31枚のグリーン車指定席券を一気に自ら発券したのでした。
その様子を動画にしておけば良かったと思ったのですが、気分は「マルスの達人」。
マルスとはみどりの窓口のスタッフが画面に向かって指を使い、画面をコンコンと叩いて切符を発券するでしょ?あの機械のこと。「みどりの券売機」もほぼ同じ。
もしかしたら、JR職員よりも早くに操作出来たのではないでしょうか?なんせジャパンレールパス使用歴25年の筆者ですので。
勿論予め乗車する列車名と出発・到着時刻をエクセルに打ち込んであり、それを見ながらなので早い早い。
そして発券作業をしながら耳がダンボの様に大きくなっていたはず。何故なら「みどりの窓口」に行くべきお客さんが、みどりの窓口が激混みなので「みどりの券売機」に挑んだのは良いのだが、使い方が全く分からずに、案内のスタッフに切れまくっている人多数だったから。
そう、世の中はそのレベルの人ばかりなのだ。なんせ今回は大阪駅の「みどりの券売機」を使ったのだが、新幹線が大阪駅から出ていると思い込んでいる人も多数いて、それでスタッフに切れている乗客も少なくないのだ。
なのにJRは「みどりの窓口」を徐々に閉鎖していったよね。アカンって。JRの特急や新幹線に乗る人の事を考えてみいや。お金を持っている中高年が大多数で、しかも昭和生まれの人ばかり。そんな民衆がマルスを使いこなせる訳もないし、ネットで指定席券を買える人も少数なんよ。
上の2枚の写真は小倉駅から大分駅まで乗った特急ソニック11号の最前列グリーン車最前列から撮ったものと、大分駅前の大こけし。
特急ソニック11号は小倉駅を10時12分に定刻に出発し、11時40分の定刻に大分駅に着きました。
そして今年一発目の贅沢をしようと、琉球丼とピルスナーウルケルというビールを同時に味わえる居酒屋である「こつこつ庵」さんに向かって歩き始めます。
約900メートルなので、荷物を転がして伺いました。最近はコインロッカー代も値上がってるので節約です。
旅の前から琉球丼を何処で食べるか悩んでいたのですが、ピルスナーウルケルの日本版ホームページを見ていて、樽生が飲める日本全国の店リストを発見。
大分でウルケルビールを飲める店があったので調べると、琉球丼も出してるときたもんだ。これは好都合だよね。足取りも軽やかに店に向かうと、入口から昭和感満載ではありませんか。
サラリーマンの姿が目立つランチタイムでしたが、それもそのはず。ランチメニューは手頃な価格で色々なものが存在した。
筆者は当然「琉球丼セット(1680円)」と「ピルスナーウルケル(750円)」を注文するのだが、それだけで2430円にもなっている。
しかし、それで良いのだ。この為に無遅刻無欠勤で毎朝5時30分起床で働いて来たのだから。しかも今年は還暦を迎える身。好きなものを食べずして天国に行くほど馬鹿馬鹿しいものはないからね。
いやぁ、それにしてもレトロな店構えであった。
サラリーマン諸氏が1000円以下のランチメニューを注文している中、たった一人昼飲みしている筆者であったが、NZでランチ代金を1000円以下に抑える事はほぼ不可能だ。
アジア系のレストランが「15ドルセット」を出しているのが最低かな。勿論Take Awayでサーモン巻きなんて安いのもあるが、男性だと全く足りない。結局2パック買うと、15ドルになる。
高校生並みにパン屋で済ませれば10ドル程度で済むかもしれないが、それはそれは貧弱なランチと呼ばざるを得ない。
まあ最低時給がNZD23.15(本日のレートで2008.4円)のニュージーランドなので、15ドルのランチは許容範囲なのかも知れない。
という事で、円安の折なのでお勧めの芋焼酎「のみちょれ」も頂いた。大分県臼杵(うすき)の芋だ。
これが誠に美味しかった。
他にも芋焼酎は多種あったが、どれも鹿児島や宮崎のもの。地元の芋が飲めてご機嫌な筆者であった。
ちなみに久しぶりに飲んだピルスナーウルケルだが、地元では700mlを約230円で飲めるが、今回は450mlで750円。浴びるように飲むには少々予算が足りなかった。
ちなみに琉球丼は関アジを選びました。今では季節に関係なく関アジ、関サバのどちらも選べるんですね。
13時頃には店を出て、大分駅地上階にある居酒屋で一番搾りと鶏タタキで時間調整をし、その日の目的地である鹿児島県霧島市に向けて特急にちりん9号に乗りました。
大分駅発は14時06分で、宮崎駅着が17時24分。写真一番右に停まっているのがそれ。
そして乗り継ぐ列車が中央の「きりしま15号」。宮崎駅を17時35分に出発します。
この2つが数分間並ぶのは理解出来るのですが、写真左端の上りホームに17時30分発の小倉行き「特急にちりん16号」が入って来て、なんと3台の787系が並ぶんですね。
でもこのシーンが見られるのは一瞬。長くても1分以内だろう。
筆者が大分駅から乗って来た右端に停車中の「特急にちりん9号」はこの宮崎駅を17時29分に出発して宮崎空港方面に向かう。
中央の特急きりしま15号は17時35分発なので最後まで居座るのだが、左端の上り特急にちりん16号の宮崎駅到着時間は17時29分で、出発時間が17時30分なのだ。
そうこの3つの列車が並ぶのは「ほんの一瞬」。
お好きな方は狙ってみて下さい。
そして筆者は特急きりしま15号で鹿児島は国分駅に向かい、「宇宙天気ニュース」を主宰されているS先生とのオフ会に参加するのでした。しかし、この特急きりしま15号のグリーン車車内の冷房が効き過ぎており、初日から体調を崩してしまうのでした。
なんせ車内で北海道の気温5度に備えて持ってきていた分厚いフリースをスーツケースから引っ張り出して切る羽目になったのですから。
これが「ワンマンカー特急」の短所です。乗客の様子を見られないので、車内冷房の調整も出来ないというわけ。お陰で先生との会食で「暖ったかいもん」を食べるしか無くて。霧島の美味しいもんを食べられませんでした。
日豊本線はもうええわ。超揺れるし。JR北海道並みに揺れたんで、やはり日本の両端は線路の面倒をちゃんと看てへんのんかなぁ。