序、
状況:大腸がん第4期。いわゆる「ステージ4」。
転移先:原発巣そばリンパ、肝臓2か所、肺。
2016年06月、大腸原発巣及びリンパの開腹手術。大腸管30センチ摘出。
07月の療養期間を経、08月より化学療法=抗がん剤治療開始。
一、
5クール目の抗癌剤点滴開始、5-6日目。
初日の通院にて半日日帰り入院で吊るし点滴、終了後、風船点滴を装着し、帰宅する。
3日目夕方に風船点滴終了、通院にて針を抜く。
プロトコル:mFOLFOX6。2週間で1クールを繰り返す。
二、
5クール目5-6日目、副作用のまとめ
・5日目-前半戦
◎継続:目覚めから空腹、食欲継続。★6食連続で摂取、此れは特筆的。
◎回復か?:眠気無し。
▲増幅:目覚めから重い鬱感。→○正午辺りに治まる感。
△継続:咽喉、イガイガ感、違和感、ハスキーヴォイス。
○回復:早くも復調の気配。
・5日目-後半戦
◎回復:正午辺りに完全復調、心身共に好調、ポジティブさ~積極性回帰。
(◎継続:食欲、飲酒欲、調理欲。◎継続:眠気無し。◎継続:鬱感無し。◎継続:倦怠感無し。◎継続:ピアノ欲。)
▲継続~増幅:咽喉、イガイガ感、違和感、ハスキーヴォイス。
・6日目
完全に↑「5日目-後半戦」と同様、★咽喉症状も増幅
三、
前回:4クール目5-6日目との副作用比較
前回:4クール目投薬量80%=今回:5クール目投薬量80%
・共通点
★「鬱」「咽喉」を除き、5日目内に復調した事象以外、共通点無し(!)。
・相違点
★◎復調時期の早期化
前回は夕方→今回は午前中に既に復調の気配、正午に復調実感。
★◎軽傷さ
午前時点で既に、前回との共通点は「鬱」「咽喉」のみ。
ちなみに以下、前回5日目状況。
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夕方までは、
▲継続:鬱。軽傷だが冴えない。
▲継続:倦怠感。
▲継続:眠気。
▲継続:食欲不振。
△継続:ややハスキーヴォイス。
△継続:然程辛くもないが、心身共に特に好調でもない、楽でもない。
△継続:やや咽喉、イガイガ感、違和感。
…うどん一杯も食えない…。
…午前も午後も、起きていられず横になり、寝てばかりの状況…。
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以上、前回:4クール目5日目。
・考察
前回~今回は投薬量は変わらないのに、雲泥の差である。
しかも此れまでにない状況ばかりで、特記事項の★印が連発である。
振り返って投薬量▲20%開始の前回は、100%の前々回に比べやや楽でやや軽傷に思えたのだが、今回に比べると、やはりまだまだ重症である。4-5日目が通例の副作用重度ピークであった為、今回から見ると、かなりの重篤さ加減に映ってしまう。
まるで「副作用と云う名の病気」の様ですらある。
と云うより、今回が軽傷過ぎると云った方が、これまでの抗癌剤治療の経緯的には正解か。
とにかく、さっぱり分からないけど「異様に軽快」なのが今回の特徴である。
「抗がん剤治療」と云う名の虚構の世界に生きるが如し。
四、
それでも、観点を移して自分の身体に目を向けてみると、疲れ易く、体力の衰えを感じさせられずにはいられない。
以前は疲れ知らずだった音楽リハーサルも、この状況になってからは、徐々に疲れ易さが増している。昨日の夕刻~夜のリハーサルは、かなり疲れを覚えた。集中力も保たない。
ディープ埼玉部から三多摩部に戻ったのは深夜。
駅前の居酒屋で、一杯。
どっと疲れを実感したなぁ。
身体的には、副作用に怯える消極的な生活から抜け出し、運動など体力増進に向き合わなければならない時期に来ている事が窺えた夜だった。
五、
埼玉の夕暮れ。
刻々と日が短くなって行きますが、秋の空はきれいですね。一番好きです。