この日の為に、4月から毎月ウルトラマラソンを走ってきました。
もちろん人生初です。
4月 多摩川ウルトラマラソン
5月 富士山1周ウルトラマラソン
6月 オーバーナイトみちくさマラソン
15時過ぎに受付をしましたが、想像通り、灼熱です。。。
15~18時の間にスタートなので、早くスタートすれば、制限時間(24時間)を過ぎてもゴール地点に戻ってくるまでの時間的余裕ができます。
時間外完走になりますがね。
それでも価値はあると思ってます。
そして15:17スタート。
メチャクチャ暑い💦
のんびりのんびり、途中、歩きを交えながら、時間を目一杯使って時間内にゴールすることを目指して進みます。
浅間神社で完走祈願。
ここからはずーっと登坂です。
最初のセブンで食事休憩。
暑いけど、まだまだ余裕です。
走って歩いてを繰り返しながら、無心で淡々と進みます。
無心にならないと、先は長いわ暑いわで心にヒビが入ってしまします。
日は落ち変えてるけど暑い。
最終コンビニで2回目の休憩。
アイス氷で身体を冷やします。
ここから更に、傾斜がきつくなってくるので、歩いてたら、10分後にスタートしたラン友さんが追い付いてきた。
この先、新5合目まで、ずっとお付き合いしていただきました。
久しぶりにお会いしたので、メッチャ喋り続けたもんで、西臼塚のチェックポイントまで、あっという間でした。
旧料金所までは、途中、雨も降ってきて、身体を冷やせたのは良かったです。
雲の切れ間から見た、満点の星空も素晴らしかったです。
ラン友さんに置いて行かれましたが、終盤に追いつく。
新5合目まで、ほぼほぼ歩き。
さて、ここからがスタートのようなものです。
それにしちゃ~長いロードだったけどね。
ラン友さんには、先に行ってもらいます。
上着を着て、🍙を食べて山頂へGO!
森林限界を超えてからの、九十九折れの上りは本当につまらん。
ただ、夜空を見上げると、星がものすごく綺麗で、とても癒されました。
8合目までは順調です。
9合目についたら、クラクラしてきました。
ちょっと休憩・・・
あ、止まると寒い。
ゆっくり行こう。
ここまで来たらもう一息だ。
9合5勺。
めっちゃフラフラする。
呼吸も苦しい。
登山道沿いにあるボイラー室の暖気で身体を暖めます。
見上げると鳥居が見えた。
同時に渋滞も・・・
あ~はまったか
もうそれは仕方ない。行くぞ!
渋滞は正に牛歩。
立ち止まると、2秒で持っていかれる
くらい、高山病が
それが、何度も何度も訪れる。
頼むから、少しづつでいいから進み続けてくれ。
そう願いながらも叶わず何度も列が止まる。
あんまり酷くなったら、目前だけど引き返そう。
ここで動けなくなるわけにはいかない。
願いが通じたのか、少しづつ進み始め、ついに鳥居を通過!
早く下山したい一心で、剣が峰まで一目散にグイグイ進みました。
って言うか、進めました!
高山病はどこ吹く風。
そして、遂に、念願の剣ヶ峰に田子の浦の砂を持って来れました!
夜明け前です。
やったー
嬉しいな~
ご来光を見る他山者が大勢いたので、隙間からそっと砂を巻きました。
このじてんで、なぜか高山病の症状は全くありませんでした
しかし、ご来光を待ってる時間的余裕は、私にはありません。
すぐに引き返します。
下山は快調♪
影富士も見れました!
9合目を過ぎて、再びラン友さんに追いつきました。
先に行こうかと思ったのですが、往路では随分助けられたので、ここからご一緒しました。
途中で、お互いの知り合いとスライドしたりして、話が長くなったりで随分時間を浪費した感じが・・・
しかも、今回はランシューにしたため、足元が滑る滑る。
何度も悪態をつきながら、ようやく新5合目へ到着。
シューズとソックスに入った砂利を出したり、ドリンクの補充をしたりで、ちょっと休憩です。
さて、ここからが本番。
灼熱地獄に向かって、覚悟を決めてリスタート。
膝が心配だから先に行っててと言うお言葉に甘えて、先に行かせてもらいました。
旧料金所までの下りが、思った以上に長く感じ、早くも辛かったです。
スカイラインに入ると、気温が上がり始め、いよいよ本番の始まりを感じます。
西臼塚で休憩し、ゆっくりでも進んでおこうと思い早めに出発。
歩きがだいぶ多くなってきました。
表子を下げるにつれ、暑くて暑くてたまらなくなってきたうえに、長い長い下りで継続して走れなくなってきた。
気温もグングンとうなぎ上り。
時計が気になり始めました。
最初のコンビニ(往路の最終コンビニ)で一息つき、やや息を吹き返すことができて、とても協力的なセブン富士宮城北店までは走り続けることができました。
ここで水を被り少し休んでリスタート。
後から思えば、ここで何か食べておけば良かった。
浅間神社の川でアイシングをしたいとこだけど、時間が無くなってきたので泣く泣くパス。
残り14㎞。
ここからが正念場。地獄の灼熱ロードの始まりです。
走るとか歩くとかの問題じゃない暑さ。
体力も気力も削られていく。
コンビニに寄りながら、なんとかギリギリ時間内には間に合うラインを進む。
暑さでやられてきたのか、喉が渇き身体が暑いと感じるだけで、全く空腹感や食欲がわかなかった。
なので、補給のほの字も浮かんでこなかった。
この時点で、ヤバイ状況にあったのだと思う。
既に全く走れず歩くのみ。
残り10㎞を切ったあたりかな。
歩いてたら、ラン友さんに追いつかれ、自分は時間内完走は無理っぽいからこのまま歩いて制限時間外のゴールを目指すと伝えた。
ラン友さんは、走れば時間に間に合いそうだからと先に行った。
残り7㎞。
キロ9でギリギリ間に合うかどうか。
残り5㎞。
キロ9だと間に合わない。
キロ830だと間に合うぞ。
どうする?
走るか?走れるか?
ここまで頑張ったんだから、ちょっとくらい制限時間過ぎてもいいよな・・・
いや、後で絶対に後悔するぞ。
いいのか?
そんなんでいいのか?
どれくらい葛藤したのだろうか。
信号がギリギリで渡れそうになり、小走りになったところでスイッチが入った。
もう行くっきゃないっしょ!
迷ってたってしょうがない!
ここまで来たら、絶対に時間内にゴールしてやる!
時計と睨めっこしながら、止まらずに走り続けた。
運よく信号には、まだ1回しか引っかかってない。
残り2㎞。
遂に、三度ラン友さんに追いついた。
わずか2㎞。
されど2㎞。
ラン友さんがハッパをかけてくれ、更に引っ張ってくれてます。
これに応えないわけにはいかない。
50も半ばになり、歯を食いしばって、こんなにも一生懸命にゴールを目指すなんて、なかなか無い事だよ。
こんな経験ができるなんて。マラニックなのに(^^;
すっかり時計を見るのを忘れてて、公園入口で時計を見たら、時間内完走を確信。
最後の上りは流石に走れず、ゴール直前まで歩き、最後は走ってゴールできました。
23時間53分。
ようやく終わりました。
7分前に、ようやく終わりました。
嬉しく、やり切った感満載だったけど、感動とか余韻に浸る余裕はなく、すぐ横の水道で身体を冷やしました。
その後、本部の方へ向かったのですが、フラフラでなかなか辿り着けない・・・
やっとの思いで辿り着き、ベンチに座ったとたん倒れ込んでしまいました。
そこからは、記憶が断片的に飛んでます。
体中にロックアイスを当ててもらって数十分。
やっと体を起こすことができました。
そのとたんに
これでスッキリしました
スタッフの方々が、処置してくれてたのを聞き、丁重にお礼を申し上げました。
結局、熱中症でぶっ倒れたってことですね。
無理しすぎました。
運営に迷惑をかけるところでした。
この点は反省点です。
ゼロ富士 70人 完走率35%
ゼロ富士プラス 19人 完走率73%
途中でプラスのランナーと話をしてたら、プラスの方が制限時間は楽だよと言っていましたが、完走率を見る限り本当みたいですね。
だからと言って、出る気にはなれませんが。
ウルトラ4部作、ついに完結!