しなやか自分軸研究所@所長川西未来子
前回までの
の記事を読んで下記の質問がありました。
やったほうはそれでいいかもしれないけれどやられた方はそれでは納得がいかない『謝ってもらわないと!』」という質問がありました。どう対応していくのかを説明する前に高校生の書いた反省文を紹介しました
そして
悪いことをしたら謝る。ということを
機会的に覚えさせてはいけないということ。
もうひとつ、問題行動は自己表現、そのチャンスを逃してはいけない、と『反省させると犯罪者になります』の著者岡本茂樹氏は言われます。
ということで質問に答えます。
Cさんからの質問です。
幼稚園の園庭でこんなことがあったそうです。・・・・
「反省させなくて良い」
「 ジャッジをしてはいけない、
正誤、白黒、
大人の判断を加えてはいけない」
で、よくわからなくなっています。
子供同士がお友達と遊んでいて、突き飛ばされ
Aさんの子供が、Bさんの子供を叩きました。
Aさんは、子供に
「どうしたの?叩いたの?何で手が出たのかなぁ?」
と、ゆっくり話を聞いて、Aさんの子供は、
「自分が一番になれなかった、Bに負けたから悔しくて。」と、、、
Aさんは「そっかぁ。悔しかったんや。」と、
Bさんは、「子供が叩かれたし、Aさんには、できたらうちの子供に謝るぐらいのことをして欲しかった。Aちゃんが悔しい気持ちもあるけど、じゃあ、うちの子供の気持ちは?おいてきぼり?」と思ったそうです。
しな軸流(しなやか自分軸流)に沿って行くと、
Aさんの子供への対応が正解な気がしますが、、、
BさんもBさんの子供も、モヤっとしているという話を聞いて、、、
私が当事者だった場合、Aさんの立場に立った時に、子供に謝らせる事はしないけど、親としてBさんの子供に謝ると思うのですが、、、
それもジャッジしてしまう事になるのでダメなのでしょうか?
Bさんの立場に立った時のモヤっと感は、自分の子供が蔑ろにされているという事でしょうか??
同じような事が、自分の身にも起こりうる事なので、、教えて頂けると嬉しいです。
わかりにくくてすみません。
お尋ねは。。。。。。
1、Aの立場の場合、親がBの子どもに謝ることはジャッジしていることになるのでしょうか?
2、Bの立場になった時に自分の子どもが蔑ろにされているようでいやだと思うけれど、どうしたらいいのでしょうか?
それぞれの立場になった時、どうすればジャッジしない介入ができるのか?!ということですね。
お尋ねの1も2も子ども同士のケンカに親が困ってるんです。
親が困っているのなら『困っている時のアイメッセージを伝える』ですよね。
自分が困っている時、人の話は聞けないのでたぶんジャッジしない聞き方はできないと思われます。まず自分のアイメッセージを考えてみましょう。
そしてAさんの立場で謝りたいなら謝りましょう。なんと言って謝りますか?
Bさんの立場なら「謝ってくれないと自分の子どもがないがしろにされているようで悲しい」と伝えてもいいですよね。伝えますか?誰に?
これは子どものケンカです。
でも
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介入したいならどうするのか!?
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子ども同士のケンカなのでケンカをする機会を取り上げないほうがいいのですが、もし介入したいのであれば、両方の氣持ちをアクティブリスニングしたほうがいいですよね。
例えばその場にいたとして
叩いたAに「叩きたくなったんだ、なんでだろう?!」
A「自分が一番になれなかった、Bに負けたから悔しくて」
悔しくて叩いたんだ。
叩かれたらBちゃん痛いよね
B「うん、痛い!!勝っただけなのに。。。」
そう、勝っただけなのに叩かれたら悲しいし。
急に叩かれてびっくりもしたよね。
A「だって勝ちたかったんだもん」
そう、勝ちたかったんだ
B「僕も勝ちたいんだもん、Aちゃんなんて嫌い! 」
そう、叩かれると嫌いになっちゃうよね。
A「嫌われるのはイヤだー」
Aちゃんは嫌われるのはイヤなんだ、
Bちゃんは叩かれたらイヤだから嫌いになっちゃうよね。
それにどっちも勝ちたいしね
一番は一人しかなれないからどっちかしか一番になれないしね。
困ったね〜〜〜〜。Aちゃん、どうしよう。。。
と言って、Aや二人に考える機会を与える。
大人が介入するのは、大人がジャッジしてどちらかに味方したり解決するのではなく、今起こっている状態とそれによって起こる感情を二人に見せてあげることが重要なんです。 二人の状態をテーブルの上に乗せて見せてあげる。
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問題行動は本来の自己表現を知るチャンス
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実は上記に紹介したAちゃんの行動は問題行動の一つです。
自分が困ったを解消するために人を叩くことで解消すると言うのでは本当の解決にならないしAちゃん自身の心が満たされていません。
問題行動は自己表現、そのチャンスを逃してはいけない、と『反省させると犯罪者になります』の著者岡本茂樹氏は言われます。
だから二人の氣持ちを解読して伝えた(アクティブリスニング)のです。
叩いたら嫌いになってしまう。。。。
自分の行動は人をそういう氣持ちにさせるのだと学ぶ。
叩いても自分の心はスッキリしない
今度からちゃんと言おう!ということもアクティブリスニングしてあげなければ氣が付けない(;´Д`)
なので
Aさんの対応ですが、自分の子どもの氣持ちを聞きました。
ですがまだ途中です。
子どもの心の奥を言葉にしないと同じことを繰り返すでしょう。
Aさんは自分の子どもが人を叩いたのを見て、自分が困ったのではないでしょうか?
ということは困った時のアイメッセージを伝えたほうがいい。
アクティブリスニングとアイメッセージを使うチャンスです。
Bさんの場合、その様子を見ていたのであれば、Bちゃんの氣持ちをアクティブリスニンングするのです。そしてAちゃんに伝える。
いつも誰が困っているのか考えて対応する!
どっちが困ってる?
自分が困ったのであれば自分の氣持ちを伝える(アイメッセージ)
相手であれば相手の氣持ちを聞く(アクティブリスニング)
次回、もう少しAさん、Bさんの立場で考えてみましょう。
問題行動は本来の自己表現を知るチャンス
大人が穏便に解決したのでは何も子どもは学べないのです。
本当の氣持ちから
が言えるほうがいいよね。
しなやか自分軸で( ̄ー☆