しなやか自分軸研究所@所長川西未来子
前回の記事に、「したほうはそれでいいかもしれないけれどやられた方はそれでは納得がいかない『謝ってもらわないと!』」というメッセージをいただきましたので、どう対応していくのかを説明する前に以下をお読みください。
この本のP42より抜粋
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以下高校2年生の女の子、万引きをし反省文を書きました。
「このたび私は、 万引きと言う、 大変恥ずかしいことをしてしまいました。 謝って許されることではありません。 謹慎している間は、 自分自身をしっかり見つめ、 自分がいかに甘く、 駄目な人間であったのかがよくわかりました。
私を大切に育ててくれている両親だけでなく、 温かく見守ってくださっている先生方の信頼を大きく裏切ることになり、心から反省しています。
今回、謹慎という処分を受けましたが、私にとって謹慎することによって、自分の事を考える時間を与えていただき、謹慎処分を受けたことを今は感謝しています。
今回の件で本当に多くの方々にご迷惑をおかけしました。万引きをしてしまったお店の方、両親、 そして私を心配して叱ってくださった多くの先生方に申し訳ない思いでいっぱいです。
こんなダメな私に対して、温かいお叱りの言葉を言ってくださった先生方には心から感謝しています。 甘かった自分を改め、これからは自分に厳しく、しっかりとした学校生活を送っていくことを心に誓います。 大変ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした 」
さてこの反省文を読んで どのような感想を持たれましたか 。
代表的な回答例を挙げてみましょう。
1、よくかけている、立派な反省文だ 。
2、早く謹慎を解いてもらうために書いたウソの文章。 上辺だけだ。
3、 この子は大丈夫だろうか。 また万引きをするのではないか。
1、2、3、あなたはどう思いますか?
本には著者が先生だった頃、受刑者、一般の人の意見などが紹介されていました。
1、2、3、あなたはどう思いますか?