心にゆとりを作って生きる
楽美カラー未来です。
先月のコミ楽ワンディ講座 にて
あるお母様から
「毎朝子どもを起こすことが大変で
しまいにはバトルが始まって
朝からくたびれる・・・
どうしたらいいのでしょう」と話されました。
親業のコミュニケーションスキルは
誰が嫌だ困っているのかを
整理するところから始まります。
誰が困っているのかで対応の仕方が違うからです。
なので質問します。
「それは誰が困るから朝起こすことをするのですか?」
「子どもが遅刻をして辛い思いをするから」
「本当に子どもさんは辛い思いをしていますか」
「それが平気のようなんです。だから困るんです」
「どなたが?」
「私が」
「Sさんは子どもさんを起こしたいのですか」
「本当は朝のバトルなんてしたくありません」
この会話、ややこしいように感じますか?
親子のバトルは
誰が本当に困っているのか
区別がつかなくなるところにあります。
そして、Sさんは
子どもさんが困ると思って
起こしてあげています。
でも朝のバトルで
本当に困っているはSさんのようです。
人は本当に困った時に
どうしたらいいのかを考えて成長していく
解決策は解決したい人の中にある。
という問題所有の原則があります。
今はSさんが困っているので
困っている理由を子どもに伝えます。
子どもが困っていない時に子どもを
助けると成長のチャンスを逃します。
「勇気を持ってしたくないことは止めてみませんか?でもしたいことはしていい、どうされるかはSさん次第です」
その約2週間後
Sさんは朝起こすことを止められました。
すると・・・
子どもが自分で朝、慌て始めたそうです。
Sさんは話されました=====
急に止めても苦情がきたら困るので
前日の夜に、子どもに
『お母さんは毎朝あなたを起こすのに疲れる
疲れることは嫌なので起こすことを止めることにするわ』
と言いました。
そして私は起こさなくなりました。
朝機嫌よく『行ってらっしゃ~い』って言えます。
すごく楽になりました。
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ということで
現在コミュニケーションの講座開講中です。
どの子に対しても
朝起こさないことが大事なのではなく
このご家庭の場合、
子どもさんは中学生で
Sさんは朝のバトルを避けたい
という気持ちがあるので成り立ちます。
各家庭の方針でいいし子どもさんの状態によります。
ただ大切なことは
誰が困っているのかで対応を変えた方が
お母さんはもっと楽になれることがあるんです。
親業のスキルを身に付けると
怒ることが本当に少なくなりますよ。
心ゆとりの未来でした。
今日も楽美で過ごしましょう♪