人は誰でも相手の言っていることや、していることに対して
嫌だ困った変えて欲しいと思うことがあります。
つまり親も子どもの行動が受け入れられない時があると言うこと
親業のコミュニケーション法で聞く練習が終わった後
伝えることの練習をします。
例えば 私がそうとう疲れて帰ってきた時に
子「遊んで~」と引っ付いてきたとしましょう。
①私「うるさい!」というと・・・
子「うえ~ん。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」と泣きます。
これはあなたの行動を指摘した『あなたメッセージ』です。
「おまえは考えのないうるさい子だ!そんな子は嫌い!」と伝わるのです。
だから 僕のこと嫌いなんだ~と受け入れられなかったことに対して泣きます。
それに対して
子「遊んで~」と引っ付いてきた
②「疲れてるんだよ」と伝えると
子「そっか~」と離れます。
これは私の気持ちや状況を素直に伝えている『わたしメッセージ』なので
「そっか お母さんしんどいんや~しゃあないな」と思い
子どもは自分の行動を変えようとします。
もう少し言うと『わたしメッセージ』は3部構成がよいとされています。
①子どもの問題(嫌だ・困った)となる行動やことがらを非難がましくなく
②その行動によって親が受ける影響を具体的に伝える
③それによる親の感情を正確に伝える。
この3つがそろうことで、子どもには親が何を考えているかがよくわかります。
例えば
①あなたが家の中で大きな声でさわぐと・・・・・・・・・・・・・(行動)
②頭にガンガンひびいて、本を読みたいのに集中できなくて(影響)
③お母さんイライラしてきちゃう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(感情)
これを三部構成のわたしメッセージといいます。
②の具体的な影響が特に重要で この部分が入ることで
「どうして」お母さんが嫌な気持ちになったのかが伝わります。
これが説得力を高め、子どもが行動を変えやすくなるのです。
相手の嫌だ困った行動や言動に対して
私は具体的にどんな影響があるのか しっかり考えて感情を告げる。
ここで重要なのは・・・・
『わたしメッセージ』は
変えて欲しい行動や解決策を提案して要求することではありません。
つまり
「私の感情に気がついてくれるだけでいい、
それについてどうするかはあなたに任せますよ」とういうわけなので
どうするかは相手の自由なのです。
行動は相手のものなのです。
だから 好んで嫌がらせをしようと思っていない限り
相手が具体的に何に困っているかが分かれば
言葉が理解できる子であれば考えられ行動を変えるのです。
9月から開講します。