★子どもに愛が伝わっていますか? | しなやか自分軸で関係を築ける人になる!

しなやか自分軸で関係を築ける人になる!

しなやかな自分軸で大人の対話力を向上します。大人の対話力が子どもに波及し共に育ち合う世の中になりますように。

親業のコミュニケーション法(トマス・ゴードンメソッド)は

親としてというより人として子どもに どう接したらいいのかを

具体的にしたメソッドです。



そして 私(親)か相手(子ども)か どちらが困っている状況なのかを

見定めて対応をかえます。



子どもが困っているときや嫌な気持ちを持っているときには
親は話を聞くという立場をとります。





その聞き方に受動的な聞き方と能動的な聞き方があります。


まず 【受動的な聞き方



*沈黙
 子どもの言うことをただ黙って聞く


*相づちを打つ
 「そう」「まあ」「うん」「それで」「まったくね」「ほんとう」


*もっと話すように促す
 「へえ~聞きたいなあ」「どういうことかな~」「もっと話して」




ただこれには 限界があります。
それは こんな思いを子どもにもたせてしまうからです。



・親からの言葉が返ってこないのでものたりない
・親が本当に理解いているかわからない
・親はどう思っているかわからない
・互いに親密に理解し合えている感じがしない




つまり 子どもが投げた白いボールを受け止めてもらえているのかどうか
わからず不安な気持ちがするのです。

だから 白いボールを白いまま投げ返すという聞き方をします。


それが 能動的に聞く という聞き方 
積極的に相手のいわんとすることをくみとって聞くという態度をとるのです。
これはカウンセリング用語で“共感的理解”を示すということになります。



能動的に聞く


1*繰り返す
  子どものいうことをくり返す


2*いい換える
  子どものいうことを自分の言葉で言い換える


3*気持ちをくむ
  子どもがどんな気持ちでその言葉を口にしたのか感じて発する



例えば 子どもが「成績がさがっちゃった」と口にしたとき


1、「成績さがっちゃったのね」(くり返し)

2、「前より悪かったのね」(言い換え)

3、「がっかりしたんだね」(気持ちをくむ)




“共感的理解”という点では 3の気持ちをくむ という対応が適切です。




これは 白いボールを白いまま受け渡すことで 
子どもの言いなりになっているわけではありません。
子どもは白いまま返してもらうことで 自分の気持ちに気付きます。


「あ~自分のことをわかってくれた」と思い 親を信頼し愛情を感じます。

そして
人は自分の感情を受け止めてもらえたら前に進めるのです



私達だってよく言いませんか!?

「そうじゃなくて、気持ちが分かってほしいのよ!」って 例えば・・・夫にべーっだ!



子どもに愛情と関心と注意を払いながら 指示や提案や批評はしない。
ただただ 待ちます。


私がよく言う 子育ては忍耐だ! 忍耐を学ぶ! ということがここにあります。





待てなくて指示や命令を出してしまうから・・・・支持待ちの人にしてしまうのです。



この待つという姿勢が 子ども自身が判断し、考え、結論を出していく
子どもに自発性や判断力が養われる瞬間なのです。



そして“共感的理解”を示してもらった子どもは、
他人への思いやりも生まれやすくなります。



すごいと思われませんか!?



でもね これ 親に余裕がないとできないのガーン
ということは 意識的に余裕を作る工夫がいるのではないかと思うです。



ただ 能動的に聞きたいと行動を起こすうちに

余裕が出来てきたという方もおられます。



そして何より 子どもを成長する一人の人間であることを
心から信頼し信用していないと この姿勢はとれないとも言われています。



子どもは親の付録でも分身でもミニチュアでもない一人の独立した人間なのです。



親として信頼されたいと思うなら・・・

いえ、人として信頼されたいと思うなら・・・・

まず子どもを信頼しようと心に決めませんか!?





これから仕事です!暑いね~出るのが嫌だ~~な~んて

実は夫の仕事の手伝いです(;^_^A


今日も楽美な一日でありますように音譜