
BXのエンジン不調のトラブルシューティングでCOテスターを使用した際、排気ガス吸入ポンプが「ジーッ、ジーッ」と断続的な動作になっていた件の続きである。
前回は、基板間のコネクタをはずし接点復活剤を軽く吹きかけ接点のリフレッシュを行い、さらにルーペを使用してハンダが劣化してはがれかかっている部分がないかを確認したら、一箇所ポンプへの配線コネクタの足がぐらぐらしているのを発見、ハンダごてで修復し再度動作確認するも変化なし。
あきらめて就寝し、翌朝念のため動作確認してみると、なんと正常に戻っていた。
あきらめて就寝し、翌朝念のため動作確認してみると、なんと正常に戻っていた。
ところが、先日BXのアイドルCOを測定しようとしたら、今度はさらに症状が悪化し、たまにしか排気ガス吸入ポンプが作動しなくなっていた。
これでは、排気ガスの測定が全く出来ない。
再び、蓋をあけて内部を調べてみることにした。
これでは、排気ガスの測定が全く出来ない。
再び、蓋をあけて内部を調べてみることにした。
ルーペを使用して、丁寧にハンダが劣化してはがれかかっている部分がないかを確認する。

すると、ポンプリレー基板からMAIN基板とFRONT基板につながるコネクタが、ほんの少しぐらぐらしているのを発見。

ハンダごてで修復。
動作確認すると正常に戻った。
動作確認すると正常に戻った。
どうやら、ここの部分のハンダが経年変化で劣化して緩くなり、機器内部の温度上昇により隙間が出来、接触不良が発生していたようである。
前回は蓋を開けたまま一晩放置してあったので、エアコンの冷気で基板が冷え隙間が閉じ、動作するようになったものと推測される。
近いうちに、大丈夫か本番でも試してみよう。
※一枚目の写真のポンプリレー基板は修理の為に取り外して位置をずらした状態、本来は中央下部についている
※一枚目の写真のポンプリレー基板は修理の為に取り外して位置をずらした状態、本来は中央下部についている