BXエンジン不調 その15 | フェラーリ308GTB と ねこ のブログ

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しばらく前からBXのエンジンが不調で困っている件の続きである。
 
前回は水温センサのチェックを行った。
 
水温センサの抵抗値を確認し、コネクタ接点のメンテも行ったが、残念ながらここが原因ではなかった。
 
今回は、O2センサのチェックを行ってみる。
 
BXはフューエルシステムにボッシュのLU2ジェトロニックシステムを採用していて、エアフローメータにより吸入空気量を測定しガソリンの基本噴射量を決定しているが、O2センサによって排気ガス中の酸素濃度を測定し、空燃比フィードバック制御を行っている。
 
記録によると、前回の交換は2008年9月108,900km時なので、それから5年間58,400km走行しており、だめになっていても不思議ではない。
 
コネクタのロックピンを取りはずしてからコネクタを切り離す。
 
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テスターで抵抗値を測定。
 
最初にヒーターの方を。
 
4.2オームと表示されているが、このテスターはプローブ直結時の表示値が0.5オームなので、実質は3.7オームとなりまずまず。
 
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次にセンサ出力側を。
 
1オームと表示されているが、このテスターはプローブ開放時の表示値が1の表示なので、実質は導通なし。
 
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コネクタのロックピンを取り付けコネクタを結合。
 
エンジンをかけ様子をみる。
 
すると、数分後に「ボボボッ」が発生。
 
ここで、O2センサの出力電圧を測定すると表示が刻々と変化。
 
低い方の例は0.146ボルト。
 
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高い方の例は0.878ボルト。
 
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ワークショップマニュアルを参照すると、基準値は0.07~0.94ボルトとなっている。
 
振れ幅が範囲内なのと、0.5ボルトを中心にして上下に振れているので、O2センサは正常動作をしているようだ。
 
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ここで、先だってエアフローメータを交換したので、念のためアイドルCOの測定を行おうと、再度コネクタを切り離し、事前に暖機してあった排気ガステスターのプローブをマフラーに挿す。
 
ところが、いくら待ってもCO表示が上がらない。
 
試しにエアフローメータのCO調整スクリューを六角レンチで右に回して、燃料を濃くしても全く変化なし。
 
調べてみると、たまにしか排気ガス吸入ポンプが作動していないようだ。
 
やむを得ず、作業は中止。
 
続く
 
 
※BXとは主に通勤や買い物で日常的に使用している、'90年式シトロエンBX19TRiのこと