
信号待ちで停止していると、しだいにアイドリングが不調になってくる件の続きである。
「デファレンシャル冷却用ホース」を取り付けてからはかなり症状が緩和され、猛暑日でない日の使用ではほとんど問題ない程度にまでなってきた。
ここのところ、足車シトロエンBXのトラブルシューティングにかかりっきりで、気がついたら308は二週間放置状態になっている。
夕方暑さも収まったので、ちょっと運転してみることに。
シャッターを開けて運転席に。
エンジンをかける前に、冷却水サブタンクのキャップをはずした状態で、ラジエターのエアブリーダースクリューを緩めエア抜き。
次にエンジンオイルのレベルをチェック。
どちらも、問題ないようだ。
イグニッションをオンにして燃料ポンプを稼働させ、キャブレターのフロート室にガソリンを満たしていく。
ほどほどのところでアクセルを二回あおってから、イグニッションキーをスタートの位置まで廻す。
「キュルキュル」セルモーターをしばらく廻すが、まったく初爆が来ない。
一瞬、不安がよぎる。
どうしたんだ。
何か問題発生か。
気を取り直して、もう一度最初からやり直す。
すると、今度は一発で始動した。
どうやら、二週間の放置でフロート室のガソリンが殆ど蒸発してしまったみたいで、ガソリンの補充が十分でなかったようである。

午後6時を過ぎているので、すでに周りが薄暗くなっている。
水温が上がるまでしばらく時間がかかるので、写真を撮ることにした。
田んぼの稲もかなり成長し、以前よりかなり丈が長くなっている。
こうして、暖機運転中に車を離れることが出来るということは、この車の場合かなり調子が良いということである。

水温計が60゜Cになったらゆっくりと動き出す。
ギヤボックスが温まるまでのしばらくの間はゆっくりと走る。
ギヤボックスが温まるまでのしばらくの間はゆっくりと走る。
不思議なことに308は40キロで走っていてもとても官能的である。
車体後部から聴こえる吸気とも排気とも区分けがつかない、惚れ惚れするような音が両耳を刺激する。
油温が70゜Cになったのを見計らって、回転を上げてみる。
4,000rpm、5,000rpmと。
すると「物凄いトルク感」があり、私をわくわくさせる。
しばらくして、さらに6,000rpmオーバーまで回転を上げると、急にエンジンが吹けなくなった。
その後、アクセルを戻すと、今度は「パンパン」と激しいアフターファイヤーが。
高回転でミスファイヤーが起こり、低中回転で元に戻るようである。
しばらくスピードを落として走行すると、走るには走るがやはり何かエンジンの吹けが悪い。

そうこうしているうちに、いつもの橋に到着。
駐車場に車を停め、船の写真を撮る。
最近配備された潜水作業母船の「やひこ」が停泊している。

向かい側には、いつもの帆船が。
天候が怪しくなって来たので、帰ることに。

帰りは先ほどのミスファイヤーらしき症状は発生せず。
しばらくかまってやらなかったので、拗ねただけなのか。
しばらくかまってやらなかったので、拗ねただけなのか。
今後、経過観察を続ける必要がありそうだ。
続く
※メーターパネルの写真は以前に撮影したものを流用
※この場合の308とは'81年308GTB(日本仕様)のこと
※この場合の308とは'81年308GTB(日本仕様)のこと