ごきげんよう!RAKU fellowつづみなお(なおみん)です。
突然ですが、

 

「あのとき、もし違う道を選んでいたら?」

 

ふと、そんなことを考えることはありませんか?

小説『対岸の彼女』(角田光代)には、専業主婦の葵と、

バリバリ働くシングルマザーの聡子という対照的な二人の女性が登場します。

「人生に正解なんてないのに、なぜ私はずっと正しい道を探し続けていたんだろう。」

角田光代「対岸の彼女」2007 文春文庫

 

作中のこの言葉を読んだとき、思わず胸が詰まりました。
私たちは、家庭か仕事か、安定か挑戦か、

そんな選択を繰り返しながら生きています。
でも、40代になると気づくのです。

どの道を選んでも、それぞれに後悔も喜びもあることを。
20代や30代のころに「こうあるべき」と思っていた価値観が、

40代になると揺らぎはじめる。
「今の私が本当に求めているものは何だろう?」と、

改めて自分自身に問いかけたくなる。
そんな変化の中で、40代女性たちはどんな生き方を選び、

どんな未来を描いているのでしょうか?

 

40代女性を取り巻く環境:変化の波に乗るために

社会的要因の変化

近年の調査データによると、結婚や子供を持つことが

「大人としての必須要件」として重視されなくなりつつあります。

特に、未婚化・晩婚化が進む中で、家族形成に依存しない

生き方を選ぶ40代女性が増えています。

経済的要因

コロナ禍を経て、フリーランスや非正規雇用の働き方を選ぶ人が増え、

経済的な不安を抱える女性も少なくありません。

その一方で、副業やスキルアップを通じて収入の多様化を

図る動きも活発化しています。

ライフステージの変化とダブルケア

40代は育児と介護が重なる「ダブルケア」世代とも言われ、

特に女性がこの負担を担う割合が高いことが指摘されています。

その結果、時間に追われる感覚や心理的なストレスを感じやすくなっています。
こうした変化の中で、「何を大切にして生きるのか」

「どのように自分らしさを保つのか」といった価値観の見直しが求められています。

私らしい生き方の再発見:ライフスタイルと新たな選択肢

健康・美容への関心の高まり

心身の健康を維持するために、運動習慣を取り入れたり、

バランスの取れた食事を意識する女性が増えています。

また、メンタルケアやウェルビーイングを重視する傾向も強まっています。

新たな学びやキャリアの模索

環境の変化に適応しながら、自分の価値観に合った働き方を

模索する動きが活発です。資格取得やオンライン講座の受講、

フリーランスへの転向など、新しい挑戦をする人が増えています。

趣味・コミュニティとの関わり

趣味を通じた自己表現や、

価値観を共有できるコミュニティへの参加が増加。

特に、旅行や文化活動、オンラインを活用した学びの場が

40代女性にとって重要な要素になっています。

未来への羅針盤:自分らしい道を見つける

テクノロジーの進展とつながりの多様化

オンラインを活用したコミュニティ形成が進み、

40代女性が新たなつながりを築く機会が増えています。

これにより、地域やライフステージに関わらず、

多様な価値観を持つ人々と交流しやすくなっています。

価値観を軸にした生き方の重要性

環境の変化に適応しながらも、自分の価値観を大切にすることが、

より充実した人生につながります。

多様な選択肢の中で、自分にとって本当に大切なものを見極め、

それに沿った生き方を意識することが求められます。

40代からの新しい挑戦

40代はまだまだ新しい挑戦ができる時期。

これまでの経験を活かしつつ、

自分らしい生き方を見つけることで、

充実した未来を築くことができます。

そのために、まずは自分自身の価値観を見つめ直し、

未来に向けた一歩を踏み出すことをオススメします!

ごきげんよう♪
RAKU fellowのおおもりめぐみこともぐ子です。40代にもなると、仕事、家庭、育児、介護…と、様々な役割をこなすのが当たり前になり、気づいたら1年経ってたなんてよくある話。先週これまでの人生を振り返る機会があったのですが、人生って長距離走のようじゃないですか?
時には息切れし、時には足が止まりそうになりながらも、それでもゴールを目指して走り続ける。そんな息切れしてる方が多い40代女性にとって、これからの人生を自分らしく生きるために、どうすれば良いか?今日は気づいたらリタイヤなんてことになる前にこの春からやっておきたいことをお伝えします。

 ​無計画という名のリスク


まず1番最初に考えて欲しいのが、なんとなく生きることのリスクです。これまでのわたしは行き当たりばったりで生きてきたので、10年後こうなりたい!なんて考えたことがなかったのですが、ラクアカでセルフコーチングジャーナルなるものに出会い、講師のやすこ先生から、仕事では計画を立てて進めるのが当たり前なのに、人生を無計画に生きる方が怖くない?と言われてハッとしました。とはいえ、わかっていても目の前のことに精一杯で、将来のことをじっくり考える余裕なんてなかった、という方も多いかもしれません。

しかし、人生100年時代と言われる今、40代はまだ折り返し地点。20歳から定年までと60歳から100歳までは同じ40年です。無計画のまま走り続けることは、思わぬ落とし穴に落ちてしまうリスクを抱えているって事だと思いませんか?

ルーティン化した仕事、減り続ける体力、老後資金問題、変化せざるを得ない人間関係…。ざっと考えただけでも何も考えずに生きるほうがリスク高いですよね?春は新しいことを始めるのに最適な季節です。だからこそ40代のうちに、一度立ち止まって考えてみて欲しいのです。


 ​逆算思考で未来を考える

では、どうすれば良いのか?そこでおすすめしたいのが、「逆算思考」です。

目標とするゴール(例えば、理想の老後、叶えたい夢など)から逆算して、今何をすべきかを考えます。例えば、5年後には、キャリアアップして新しい仕事に挑戦したいなら、3年後までにどんな経験が必要?とか、3年後までに結婚したいなら遅くとも1年後までには相手を見つけたいとか。10年後には、夫婦で海外旅行を楽しみたいからいつまでにいくら貯めようとか、具体的な目標を立て、そこから逆算して、今の自分にできることは何かを探します。逆算思考は、まるで人生の設計図。未来をデザインすることで、今やるべきことが明確になり、日々の行動に迷いがなくなります。わたしの例で言えば、まず自分がどんな状態でいたいか?そのための仕事や外見や生活環境はどうしていくか?を理想から考えました。ここでの注意点は、今できる範囲だけで考えると全然楽しくないってことです!まずは理想を、それから具体的に出来そうなことへとハードルを下げていくのがおすすめです。




 ​振り返りがもたらす恩恵


とはいえ、毎日忙しい中で、じっくりと将来のことを考える時間なんてない、という方もいますよね?そこでおすすめしたいのが、「1日5分の振り返り」です。

寝る前に、今日1日を振り返り、良かったこと、改善したいことを簡単に書き出すだけでも良いですし、朝起きて昨日ことを思い出しても良いと思います。とにかく記録をつけるのが目的です。私たちは日々色んなことをやっていますが、失敗はよく覚えているのに、出来たことは忘れがちです。だからこそ、今日、目標に近づくためにどんな行動ができたか?明日、どんな小さな一歩を踏み出せそうか?今日、感謝できたことは何か?を

たった5分でも、振り返ることを毎日続けることで、自分の成長を実感でき、モチベーションを維持することができます。わたしたちは日々本当に色んなことを頑張って、色んなことができているはずなんです!!もっとそれに自分自身が気づいて認めていきましょう。わたしはこれができるようになってかなり自己肯定感が上がりました。





 ​振り返りをして気づくこと


また、振り返りを通して、自分の価値観や本当に大切にしたいことに気づくこともあります。なぜなら、あれ?また同じことで喜んでるな♪とか、同じことでイライラしてるな?と感情の動きに気づきやすくなるからです。長距離走だからこそ、自分らしいペースが大事。どこで休むのか?どこでエネルギー補給するのか?そんな計画を立てるためにも、自分の価値観や本当に大切にしたいことに気づきたいですよね?人生は長距離走。時には立ち止まって、自分のペースで歩いても良いんです。大切なのは、自分自身と向き合い、未来をデザインし、そして毎日心の声を聞いて生きること。40代は、これまでの経験を活かし、これからの人生を自分らしく輝かせるための、折り返し前の大切な準備期間。あの時ああすればよかったと後悔しなくて良いように、自分だけのゴールを目指して、あなた専用長距離走計画を立ててみてください。色んな気づきがあるはずですよ。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。







仕事を終えて、パンプスでパンパンに浮腫んだ足を労わりながら歩いていると、ふと胸の奥にぽっかり空いた穴のような感覚が広がります。

 

「わたし、今日も笑っていたはずなのに、なんでこんなに疲れてるんだろう…」 そんな感情に襲われた経験、ありませんか?

 

 

 なぜ、職場の人間関係が疲れるのか

 

40代という年齢を迎えると、職場の中では “潤滑油” であることを求められるポジションだと思いがちです。

 

若手にはやさしく、上司には気を配り、後輩のミスはなかったことのようにカバー。

 

わたしも過去、そんな「できる大人の女性を演じる」のが当たり前になっていました。そう、演じていたんです。

 

自分の本音を抑え込み、相手の顔色を読むことばかりに意識を向けていました。でも、ふとした瞬間に思うのです。

 

“この気配り、ただの自己満足では?”と。

 

間違った「気の遣い方」は、自分の心のエネルギーを静かに、かつ、確実に消耗させていく行為です。

 

相手のためを思っての行動が、実は、自分をよく見せたい、よく思ってほしいという、自分に矢印を向けたものだったんです。

 

顕在意識では「見返りなんて求めていない」のに、潜在意識では思いっきり求めている。

 

この矛盾に、心が悲鳴をあげていたのだと思います。

 

 

誰に言われたわけでもないのに、“誰かの期待を裏切らないこと” を自分に課して、優しさだったり責任感だったりを押し売りして、自分自身の心を置き去りにして、疲弊してしまう。

 

イライラやもやもやを誰かのせいにしていたけれど、結局、全部自分が作り出したことなんですよね。

 

まずは “自分を整える” ことが先なんだなと、強く感じました。

 

40代女性の約6割が「職場での人間関係にストレスを感じている」と回答しているそうです。とくに地方在住の女性は、同調圧力の強さや役割期待の重さから、都市部よりもさらに心理的負担を感じている傾向があると報告されています。

最新調査で見る40代女性の生活不安と地域差

 

 

 孤独感はなぜ見えにくいのか

 

当時の職場にも、所謂「人気者」と言われる人がいました。

 

その人は常に誰かと話していて、わたしは「休憩時間位ゆっくり休んだらいいのに」と思っていたものです。

 

※講師業なので、講義でさんざん喋るのに、喉休めなくて大丈夫?!というという感覚。

 

 

でも、その人がポツリとこぼした一言が忘れられません。 

 

「話せば話すほど、なんか空しくなるんだよね」と。

 

にぎやかな会話、丁寧な対応、明るい笑顔…その裏側には、「本当のわたしをわかってくれる人がいない」という深い孤独が潜んでいるのかもしれません。

 

特に40代になると、「弱音を吐くこと=未熟さ」と捉えられることを恐れて、自分の本音を封じ込める傾向があるように感じます。(実際、そういう人をたくさん見てきました)

 

責任のある立場や家庭との両立、さらけ出して受け入れらなかった場合の不安など、自分を出すことが難しいのかもしれません。

 

表面的なつながりではなく、安心して本音を語れる “心の安全基地” こそが、40代のわたしたちにとって最も必要なものです。

 

心をさらけ出せる存在や場が、大人になったわたしたちの人生を支えてくれます。

 

「気軽に悩みを話せる友人がいない」と答えた40代女性が全体の48%にものぼっています。周囲に人がいても、心を預けられる相手がいない。そんな“孤独の見えにくさ”こそが、現代女性の生きづらさの根源なのです。

最新調査で見る40代女性の生活不安と地域差

 

 

 40代女性特有の“感情のすり減り”

 

年齢を重ねるほど、職場で求められる “役割” が増えていきますよね。

 

頼られることは確かにやりがいのあること。

 

でも同時に、“感情を削る機会” が増えることでもあったのです。

 

誰かの悩みに耳を傾け、トラブルの火消しをし、気配りの一言を忘れずに伝える…そういったひとつひとつの行為が、見えない感情のマイルストーンになっていました。

 

感情を使いすぎて「自分の気持ちがわからない」という状態になってしまうこともあります。

 

それはまさに、“感情のすり減り” であり、心の摩耗です。

 

仕事を終えて家に着いたとき、心の充電残量は何%か考えるようになりました。

 

結果は…マイナスとまでは言いませんが、限りなく0に近かった記憶があります。

 

“笑顔で頑張っている” の裏側にあるエネルギー消耗。どうしたら少なくできるんだろう?

 

ゆっくり考えている暇もなく、また今日が始まり、そして消耗…の繰り返しでした。

 

 

 負のループからの脱却

 

わたしが最初に取り組んだのは、「なんでもポジティブに考える」ということ。

 

併せて、お気に入りのカフェでノートを開き、その日に感じたことをただ素直に書き出していく。

 

これが完全に逆効果でした(涙)。

 

何でもポジティブに変換することに無理があり、ノートにはネガティブワードの羅列。ブレーキをかけながらアクセルを踏んでいるような、ちぐはぐな状態です。

 

こういう時って、一人ではどうにもこうにもなりません。

 

視野が狭すぎるので、人の目を借りるしかないです。これは断言します。

 

じゃあ、「話を聴くだけのカフェ」や「感情表現ワークショップ」といった、感情の整理を目的とした場にいけばいいのか?

 

こういった類のものでは、ループからは抜け出せないです。

 

一時的には楽になりますが、根本的には何も変わらないからです。

 

わたしのこれまでの人生で、最も効果があったのは、「思考ではなく、捉え方にフォーカスする」という方法です。

 

感情を生み出すのは思考、思考の元となるのは捉え方(認知)。

 

だから、感情にフォーカスしても、同じ出来事に遭遇したら、また同じ感情が生まれるのです。

 

この仕組み(中庸思考🄬)を高衣沙彩さんから学び、永遠に続くかと思ったループから、やっと抜け出せたのです。

 

 

セルフチェック:あなたの心の状態を見つめる5つの質問

  1. 最近、何かに感謝したことを思い出せますか?

  2. 人と話した後、「疲れた」と感じることが多くありませんか?

  3. 週に1回でも、自分だけの時間を持てていますか?

  4. 何もしていない時間に、罪悪感を感じていませんか?

  5. 「本当の自分を出せる場」がありますか?

どれかひとつでも「ドキッ」とした方は、少し立ち止まるタイミングかもしれません。

 

 

 おわりに

 

人間関係に疲れるのは、あなたが繊細で思いやりがあり、一生懸命な人だからです。

 

そんなあなたが抱える孤独や疲労感に蓋をせず、自分の心に正直に、少しずつでも自分を解放する時間を持ってください。

 

あなたの心が、静かにやわらかくほぐれていきますように。