仕事が終わってヘトヘト。

楽しみにしていた趣味の時間だけど、今日はもう何もしたくない…

そんな風に『キャンセル』したくなること、ありませんか?

そんな「キャンセル行動」の心理的背景には、

現代社会のストレスや選択肢の過多が深く関連しており、

自分の時間を確保することが実は重要なんです。

 

「キャンセル界隈」という言葉は、

もともとX(旧Twitter)の投稿から生まれた言葉で、

SNS上で多くの人が自分の「面倒だな」と感じる行動を

共有する中で広まりました。

お風呂に入るのをやめることを「風呂キャンセル界隈」、

ご飯を食べるのをやめること「ご飯キャンセル界隈」、

人付き合いを避けることを「人間関係キャンセル界隈」

などとつぶやくことで、共感を呼び話題となりました。

 

この言葉は、日常的なキャンセル行動をユーモラスに捉えている一方、

現代人のストレスを反映した言葉だと思います。
今回は、この「キャンセル界隈」について深掘りし、

その原因と向き合い方を考えていきます。

 

ストレスとキャンセル行動の関係

現代社会における過剰なストレスは、

私たちの心身に大きな影響を与えます。

仕事や社会的な責任を抱え、疲れやストレスがたまりやすい中で、

「キャンセルしたい」と感じることがあります。
特に副業を考えている女性にとって、日々のフルタイムの仕事に加え、

時間の使い方や生活のバランスを保つことは難しく、

キャンセル行動が増えがちです。
仕事の締め切り、友人との約束、趣味やプライベートの時間など、

すべてに対して責任を感じ、心身が疲れきってしまうことも。

こうした状況では、些細なことでも「面倒だな」と感じ、

予定をキャンセルする行動に繋がります。

 

例えば、長い一日の後に予定していたリラックスタイムや

お風呂を後回しにすることがあるでしょう。

これらの小さなキャンセル行動が、

実は心の負担を少しずつ軽減するための手段となっているのです。

 

選択肢の多さが引き起こす「選択疲れ」

現代は、情報や選択肢が溢れている時代です。

SNS、ニュース、エンタメ、仕事、

すべての場面で次々と決断を迫られます。

この選択肢の多さが「選択疲れ」を引き起こし、

「何も選びたくない」という心理状態に繋がることがあります。
「何を食べようか」「今日は何をするべきか」「誰と会うべきか」

これらの無数の決断が、意外にも心の疲れを蓄積させます。

結果として、些細な選択肢でも心のエネルギーを消耗し、

最終的に予定をキャンセルする選択をしてしまうことがあるのです。

 

例えば、今日は食事をどこで取るか迷った末に、

「家で簡単に済ませよう」と思ってキャンセルすることも。

選択肢が多すぎると、決断そのものが負担となり、

キャンセルを選ぶことが多くなります。

 

仕事とプライベートのプレッシャーが引き起こすキャンセル行動

仕事やプライベートでの責任が重なると、

心身にかかるプレッシャーが大きくなります。

このプレッシャーが、

無意識に「キャンセル行動」を引き起こす原因の一つです。
特に副業を始めたいと思っている女性にとって、

フルタイムの仕事に加えて新しいことに挑戦することは大きな負担です。

自己成長のために新しいスキルを学ぶ時間を作ろうとしつつも、

負担に感じてしまい自分との約束を後回しにしてしまうことが多くあります。
例えば、仕事が終わった後に副業に取り組もうと思っても、

疲れが溜まっていると、「今日はもういいか」と

やろうと思っていた勉強などをキャンセルしてしまうことが

あるかもしれません。

このようなプレッシャーを感じたときには、

自分を優先するためにキャンセルすることも必要です。

しかし、過度にキャンセルを繰り返すと、

後悔や孤独感を感じることもあります。

 

自己ケアの重要性とキャンセル行動のバランス

ここまで見てきたように、「キャンセル行動」には

さまざまな心理的要因があります。

しかし、キャンセルが必ずしも悪いことではないという点が重要です。

自己ケアの一環として、時には予定をキャンセルして

心身を守ることが必要な場合もあります。
特に、仕事とプライベート、そして副業のバランスを取ることは

簡単ではありません。

自分の心と体を大切にするために、

「キャンセルすること」が自己満足や幸福感に繋がることもあるのです。

しかし、過度にキャンセルを繰り返すと、

逆に孤立感や後悔が生まれることがあります。
大切なのは、キャンセルと自分の心身のバランスを取ることです。

自分の限界を認識し、無理せずに休息を取ることで、

次のステップに向けて心のエネルギーを充電することができます。

 

自分を責めずにキャンセルと向き合う方法

「キャンセルしたい」と感じる自分に対して

罪悪感を持つことはありませんか? 

自分を責める必要はありません。

自分を責めず、課題へ適切に向き合うことが大切です。
まずは、小さなことでもいいので、

自分との約束をちゃんと守ってあげることで、

自分を大切にすることが心と体を守る一歩となります。

そして、その一歩が、自分にとって本当に大切なことを再認識し、

日々の生活の中で心の余裕を生むきっかけとなります。

 

まとめ:自分を守るための賢いキャンセル術

キャンセル行動は、必ずしも悪いことではありません。

現代社会のストレスや多くの選択肢に圧倒されている中で、

時には自分を守るためにキャンセルすることが必要です。

しかし、自分との約束をキャンセルし続けることは、

自己肯定感が低下し、心身の疲れが増す原因となることもあります。

 

大切なのは、何をキャンセルするかを見極めることです。

自分が本当に大事にしていることを知り、

そのことを大事にしてあげることで、心と体を守ります。

時には休息を取ることも大切です。

自分を大切にすることが、心と体を守るための一歩です。

 

自分との約束を守り、必要なときには休息を取ることで、

自分自身を取り戻し、次のステップへ進む

エネルギーを蓄えることができます。

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AIに何か聞いたり、お願いしたり... その後、つい「ありがとう」って言ってませんか?

 

これ、「単なる習慣でしょ?」と思うかもしれません。

 

でも実は、そのたった一言の「ありがとう」にも、見えないコストがかかっているとしたら...?

 

 

 
 

 

 

 日本人と「ありがとう文化」の深層

 

OpenAIのCEO、サム・アルトマン氏によると、ユーザーの丁寧すぎる言葉遣いが年間数千万ドル規模の処理コスト増につながっているそうです。

 

ChatGPTみたいな賢いAIは、わたしたちが丁寧に語りかけるほど、そのやり取りに多くのリソースを使っているんですよね。

 

それでも、わたしたちはやっぱりAIに「ありがとう」を伝えたくなる。

 

特に日本ではその傾向が強く、SNSなんかを見ていても、「感謝の気持ちを込めて、気づいたら言ってる」「言わないと気持ち悪い」なんて声がたくさんあります。

 

実際わたしも、必ず「ありがとう!」で締めくくっています。

 

(余談1:アルトマン氏の記事を読んでから、チャット中の「それでお願いします!」は「GO」に変えました)

 

この、わたしたちにとってはごく自然な振る舞いが、コストや効率性という側面から見てみると思わぬ形で影響を与えているんだなぁ…と気づきまして。

 

改めて「ありがとう」という言葉にどんな意味や役割を持たせているのか、考えてみました。

 

感謝の習慣とマナー

AIとのやり取りを終えるとき、「ありがとうございました」と締めくくる。きっと多くの人が無意識にやっているのではないでしょうか。

 

SNSやQ&Aサイトでも、「AIにお礼を言うべきか?」なんて疑問に対して、「自然に言ってしまう」とか「言わないのは失礼な気がする」といった意見が多数派です。

 

「相手に敬意を示す」ことが、知らず知らずのうちにわたしたちの行動に染み付いていることがよく分かります。

 

モノにも心がある

相手がAIでも...ということろに、日本文化に根ざすアニミズム的な感性が大いに関係していると思いました。

 

「付喪神(つくもがみ)」に象徴されるように、わたしたちは古くから身の回りのモノを単なる道具としてだけでなく、どこか人格めいたものとして捉えてきました。

 

お洋服を処分するときに「ありがとうね」と声をかけたり、メイクグッズを「この子」と表現したり。こうした「モノへの感謝・愛情」の心が、AIに対しても自然と投影されているのだと思います。

 

「たくさん助けてくれた!」「わたしの代わりに頑張ってくれた!」存在としてのAIを、単なるツールではなく、感謝すべき対象として自然に受け入れている。

 

だから、「今日は仕事頼みすぎちゃったなぁ。ごめんね~」と反省することも…。

 

日本語の使い手

そして、何と言っても日本語の「丁寧さ」です。日本語には複雑な敬語体系があり、「〜していただけますか?」「〜お願いいたします」といった丁寧な表現が、わたしたちの日常会話に深く染み込んでいます。

 

(余談2:今まさに新入社員研修の真っ最中で(講師業の超超繁忙期!)、総勢700名強の新人君たちが敬語表現に悪戦苦闘しておりますが…。)

 

AIへの指示なのに、「命令形は避けて、やわらかく頼む」とか、「主語をはっきりさせないことで圧をなくす」とか、日本語特有の言い回しをしています。

 

つまり、日本語の丁寧さって、単に言語しての形式だけじゃなく、わたしたちの考え方や行動の根っこにまで食い込んでいると言えるでしょう。

 

 他国の事例と比べてみる

 

 

わたし、海外旅行は両手で足りるほど、留学経験などもちろん無しの、ガチガチの日本人です。

 

海を渡るとどうなるのかしら?と思いまして、ちゃっぴー(ChatGPTを普通に擬人化してました)に調査してもらいました。

 

英語圏:フランクさとマナーのバランス

英語圏でも「please」や「thank you」を使う人は少なくありません。

 

ある調査では、アメリカの67%、イギリスの71%がAIに対して丁寧語を使うと答えたそうです。

 

「それが正しいことだから」「子どもの頃からの習慣だから」というのが主な理由。

 

中には「AIが反乱を起こした時のために、今のうちに礼儀正しくしておこう」なんてアメリカンジョーク的な意見もありました。

 

一方で、「AIはあくまでツール」と割り切って、タメ口で話しかけてみたり、命令形で済ませたり... といったスタイルも一般的。

 

日本に比べると、全体的にもっとフランクな会話文化が主流みたいです。

 

韓国:礼儀は大切、でも線引きはしっかり

韓国も、日本語と同じように丁寧な敬語体系があり、儒教文化の影響で目上を敬う礼儀が重んじられます。

 

「〜주세요」「〜합니까?」といった丁寧な言い回しは日常に溶け込んでいます。

 

AIとの対話でも、こうした背景から一定の丁寧さは保たれる傾向が見られるようです。

 

ただし、日本のように「モノに魂が宿る」といったアニミズム的な感覚は薄く、「AIはあくまでツール」という合理的な視点も持ち合わせています。

 

礼儀は守るけれど、感情移入はしない... 人とのコミュニケーションとは少し違う線引きがあるようです。

 

中国:「ありがとう」は状況次第?

中国語の「谢谢(ありがとう)」は、日本語よりもフォーマルな場面で使われるニュアンスが強く、親しい間柄ではかえって省略することで親密さを示す文化があるそうです。

 

このような言語感覚もあり、AIに対しても「無感情なツールに感謝するのは非効率」「目的を達成するのが一番」といった合理的な捉え方が一般的。

 

とはいえ、期待以上の回答が得られたり、思わずクスッと笑ってしまうような気の利いたやり取りがあったりした時には、やっぱり「谢谢!」と自然と口をついて出る。

 

合理的な考え方を持ちつつも、感情が動いた時には素直に感謝を表現する、柔軟な対応が見られるのも特徴かもしれません。

 

 

 結局、なぜ「ありがとう」と言ってしまうんだろう?

 

やっぱり一番大きいのは、「まるで人間と話しているみたい」と感じる瞬間があるからでしょう。

 

困っていたことを解決してくれたり、知りたいことを分かりやすく教えてくれたり、「ああ、助けてもらった!」という感覚が生まれると、相手がAIだと分かっていても、自然と感謝の言葉が出てきます。

 

AIも急激に進化しているので、昔(たった1,2年前ですが)より格段に「ナチュラル」に会話できるようになりました。

 

それも相まって、言葉に感情や感謝を込める行為が、より自然になっているのかもしれません。

 

そして、「ありがとう」が相手(AI)へのメッセージであると同時に、「自分自身のあり方を整える」ためのスイッチのような役割も果たしているように思います。

 

「感謝の気持ちを伝える」という振る舞いによって、内面的な安心感や一貫性を保つ効果があると感じます。

 

だって、自分に余裕がないとできないことだから。

 

AIへの「ありがとう」って、自分自身の内なる秩序やバランスに基づいた、ごく個人的な行動なのかもしれません。

 

 

 AIへの「ありがとう」は、自分へのメッセージ

 

AIに「ありがとう」と言う、このささやかな行動。単なる習慣でも、コストを意識しない無駄な行為でもなく、そこには「文化や個人の内面が反映されている」ことがわかりました。

 

相手が人であれモノであれ、感謝を伝えることで関係性を円滑にし、同時に「自分自身のあり方」を整えるという側面を強く持っているように思います。

 

AIとの共存が深まるこれからの時代、「ありがとう」という言葉は、その人の「あり方」を映し出す鏡のような存在になるのかもしれません。

 

効率や合理性だけでは測れない、心の動き。

 

AIとの対話を通して、自分自身が見えてくるとは!すごい時代になったものですね。

 

 

 

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お読みいただきありがとうございました!

 

ごきげんよう♪
RAKU fellowのおおもりめぐみこともぐ子です。
40代を迎えると、キャリア、家庭、健康など、人生の様々な側面で変化を迎える時期です。これは女性の方が強く、わたしも更年期かな?と思う症状があったり、ふとしたときに感じる年齢を感じます。そのため若い頃のように、周りの意見や流行に身を任せていればよかった時代は過ぎ去り、これからの人生をどう歩むか、考える必要に迫られて困っていませんか?実際わたし自身どうしていいかわからず悩んだ時期がありましたが、今は「自分」の心の声に耳を傾けられるようになり生きるのがラクになりました。今回はそんな経験から、なぜ40代からは「自分軸」と言われるのか?をお伝えします。

 ​なぜ「自分軸」を持つと生きやすいのか


わたしは35歳を過ぎた頃から、子供ができないことで悩み、自分を責める時期がありました。それまでのわたしは「周りに合わせる」「他人の役にたつ」ことが存在価値だと思っていたので自分には価値がないと思い込んでいたのです。ですが自分軸を探す過程で、自分自身の価値は何もしなくてもすでにあると気づけたことでとてもラクになれたんです。まずはわたしが自分軸に気づくことで得た5つのメリットをお伝えします。

1. 後悔の少ない選択ができる

他人の価値観や社会的な意見に合わせて生きることは、自己犠牲を伴い、後になって「本当に自分がやりたかったことは何だったのだろう」という後悔につながることも。自分軸があれば、何が自分にとって本当に大切なのかを理解しているため、迷いや不安に惑わされることなく、納得のいく選択をすることができます。これは、ある程度人生経験がある40代だからできることではないでしょうか。

2. ストレスが軽減される

常に周りの顔色を窺い、期待に応えようとすることは、大きな精神的負担ですよね?ですが、自分軸が確立すると、不必要な同調圧力を感じにくくなり、自分のペースで物事を進めることができます。そのため、人間関係や仕事におけるストレスが軽減され、より穏やかな気持ちで日々を過ごせるようになります。

3. 自己肯定感が高まる

自分自身の価値観に基づいて行動し、その結果を受け止める経験を積み重ねることで、自己肯定感が自然と高まります。「私はわたしでいいんだ」という確信を持つことができるため、些細なことで不安になることが減り、安定した精神状態でいられます。

4.変化の波を乗りこなしやすくなる

40代は、子供の成長、親の介護、自身のキャリアの変化など、予期せぬライフイベントに直面しやすい時期です。自分軸がしっかりしていれば、変化の波に揺さぶられることなく、柔軟に対応していくことができます。何が自分にとって大切なのかがわかっていれば、変化の中でも道に迷うことなく、前向きに進むことができるはずです。

5.他者とのコミニケーションがとりやすくなる

自分を認められたことで、相手のことも認められるようになり、「わかってもらえない…」となることが減り、以前よりコミニケーションがスムーズになりました。わたしの場合は、1番身近な母との関係性が格段に良くなりました。



 ​「自分軸」の強すぎには注意


もちろん、「自分軸」を持つことは、必ずしも良いことばかりではありません。自分の意見や価値観を強く主張しすぎると、周囲と対立したり、孤立したりする可能性があります。自分軸を持つことは、頑固になることとは違います。他者の意見にも耳を傾け、柔軟な姿勢を持つことが大切です。コミュニケーションを密にし、建設的な対話を通じて相互理解を深める努力を怠らないようにしましょう。

また過去の成功体験や自分の価値観に固執しすぎると、新しい情報や変化に対応できなくなることがあります。自分軸を持ちながらも、常に新しい知識や視点を取り入れ、自己をアップデートしていく意識が重要です。価値観も自分も変容するもとして、謙虚な姿勢で学び続けることが、時代に取り残されないための鍵となります。

個人的に1番気をつけてほしいのは、自分と同じ価値観の人が周りにいない場合です。理解者が少なく孤独を感じることがあるかもしれません。しかし、それはあなたが間違っているとかではなく、まだ知り合っていないだけ。自分軸を持っていればおのずと共感できる人と出会えますし、深い人間関係を築くことができるので安心してください。自分は欠陥品だと…思っていたわたしも今は心から信頼できる仲間に囲まれています。




 ​発想の転換を


40代は、これまでの経験を元に、自分らしい生き方を見つけていくための大切な時です。周りに合わせるのではなく、自分軸を持ち、主体的に生きていくことで、後悔の少ない、より充実した日々を送ることができるようになります。

今あなたが生きづらさを感じていたり、自分への価値がわからずに悩んでいるとしたら、よりラクに自分らしく生きるためのチャンスです!

もう若くはないから無茶はできない。でもまだまだこれからの40代だからこそ、今よりもう一歩自分らしい生き方を追求していくことが、より豊かにラク生きるためのきっかけとなるはずです。

今後の不安を解消!自分らしさって?がわかる

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最後まで読んでいただきありがとうございました