押入れの結露対策 築42年が超高性能に進化29 | 古家をDIYで超高性能へ

古家をDIYで超高性能へ

古家が大変身。
コストは新築の1/10で、快適に、手軽なリノベーション。

今回の注目は、

結露にさよなら

するための根本的な対策です。

 

          ☆          ☆          ☆

 

冬は、お押入れが結露しやすい。

 

気が付いていなくても、

見えないところで結露します。

 

 

我が家の押入れも結露しました。

断熱材を追加して改修したはずなのに。

 

 

 

壁の釘が錆び、床にカビ

重症ですガーン

 

 

原因を探ろうと、内壁と断熱材を剥がします。

 

土台周りが特にひどい。

断熱欠損です。

 

断熱欠損は、断熱材が一部で不足している状況で、

そこに冷たい外気が侵入することで結露してしまう。

 

2011年に耐震改修を工務店に頼したときの工事が手抜きでした。

断熱材と内壁に隙間があり、

そのすき間を通って外気が屋根裏から床下へと流れていました。

 

壁の内側に外気が入り込んでいるのだから冷たくなって当然です。

 

          ☆          ☆          ☆

 

原因が分かれば対策が立てられます。

気流を止めて気密にする。

 

 

断熱材はグラスウールを止めて発泡スチロール。

 

筋交い(斜めに入った角材)や貫(柱間の板)の間に、

すき間なくぴったり

と入るように発泡スチロールを形作ってはめ込みます。

 

大事だからもう一度。

すき間なくぴったり

です。

 

隙間を無くすコツは、

ちょっと大きく切り出して、

ギュギュっと押し込む。

 

表からは見えない筋交いの裏側にもギュギュっと。

 

 

言い忘れていましたが、

これをやるには

押入れの襖を外すだけでは足らなくて

 

解体します。

 

DIYには難易度が高いので、

上級者以外は大工さんに頼んでください。

 

          ☆          ☆          ☆

 

話は元に戻って。

 

どこにも、すき間なく、

ギュギュっと

発泡スチロールを詰め込みました。

 

上に合板を張って、

(耐震壁です)

 

さらに断熱材を重ねますが、その前に

押入れを復旧しました。

 

断熱材を重ねてからだと、

中段などの仕切りを柱に取り付けられなくなってしまうからです。

 

小型のレーザーレベラーが活躍しました。

 

外壁面の断熱性能をさらに高めるために、

発泡スチロール20ミリメートルと

スタイロフォーム30ミリメートルを重ねます。

 

内壁に合板を張って、押入れは元通りになりましたが、

ここで終わりではありません。

 

つづく。

 

 

 

          ☆          ☆          ☆

 

今回のまとめ

 

押入れが結露した理由は

結露したところが冷たかった

から。

 

冷たかった原因を探したら断熱欠損でした。

 

そこで、押入れの壁には

  • 発泡スチロール40ミリメートル
  • 発泡スチロール20ミリメートル
  • スタイロフォーム30ミリメートル

の合計90ミリメートルの断熱材を入れました。

 

断熱材にすき間があると、

冷たい外気が入り込むので

すき間なくぴったり

が大事。