居間の押入れは断熱を本格的に改修したが、
もう一つの押入れと二つある収納庫は少しばかり事情が異なる。
書斎の押入れは壁面が耐震壁となっているので安易に外すわけにはいかない。
次善の策として壁面にポリスチレンフォームを上張りして、
合板で仕上げる工法を採用。
居間の収納庫も同じような状況で一部が耐震壁となっていて壁を剥がせない。
外気に面した左側面の壁にポリスチレンフォームを上張りして合板で仕上げる。
座敷奥の縁側に設けられた収納庫は耐震になっていないから壁を剥がすことは可能だが、
断熱障子によって仕切られた縁側に位置するので漏洩する熱が少ない環境にある。
他の収納庫と同様にポリスチレンフォームを上張り工法を採用する。
床が弱っていたので交換する。
奥と右側面が外気に面しているのでポリスチレンフォームを張って合板で仕上げる。
色が異なるのは、端材を効率的に使い切るためにスタイロフォームとカネライトフォームを併用したから。
性能的には同じだし、合板で仕上げてしまうから見えません。
【収納庫の外壁面性能】 筋交いあり
カネライトスーパーE-Ⅰ | 木部 | |||
m2・K/W | m2・K/W | |||
室内側熱抵抗 | 0.110 | 室内側熱抵抗 | 0.110 | |
合板2.3 | 0.014 | 木部 | 0.833 | |
スタイロフォーム30 | 0.833 | 構造合板9 | 0.056 | |
カネライト60 | 1.667 | 非密閉空気層 | 0.090 | |
構造合板9 | 0.056 | 板張り15 | 0.125 | |
非密閉空気層 | 0.090 | 室外側熱抵抗 | 0.040 | |
板張り15 | 0.125 | 熱抵抗値合計 | 1.255 | |
室外側熱抵抗 | 0.040 | 熱貫流率(W/m2・K) | 0.797 | |
熱抵抗値合計 | 2.936 | |||
熱貫流率(W/m2・K) | 0.341 | |||
面積率 | 75% | 面積率 | 25% | |
平均熱貫流率 | 0.398 | (W/m2・K) |
初期の無断熱では熱貫流率が2.17(W/m2・K)だったので、約1/5に減りました。
進化しています。