
前から見たかった映画


『トンマッコルへようこそ』

2005年の映画なので、少し前になりますね。
でも、韓国人の6人に1人が見たという大ヒット映画です。日本人でも見た人多いですよね~

今度SPAC(静岡県舞台芸術センター)で再演される「ロビンソーとクルーソー」も戦争が背景にありますが、この映画も戦争(しかも同じ民族が殺しあうという悲しさ)が舞台です。
これはファンタジーなのでしょうか?夢物語なのでしょうか?
いつも「平和」とか「戦争はやめよう」「正義は戦争の理由にはならない」などいろいろ聞くけど・・・。
「暴力」と「平和」、「ギスギスした心」と「優しさをたたえた心」、「闇」と「光」 etc
相反する二つのコントラストが鮮やかです。
一つの映画の中に、こんなにも鮮烈に両極端の人間の心のあり方が描かれているのに驚きました。
やっぱり暴力はあらたな恨みを生み、争いが続き、解決にはならない・・。
ここに出てくる、桃源郷のような村「トンマッコル(純粋な人達が住む町という意味)」に出てくる村長を見ていると、非暴力をつらぬいたガンジーを思い出しました。
最後は、涙があふれました。
これが韓国で作られたということ、そして大ヒットしたというところに、人々が心に抱える想いを感じ取ることができます。
役者もいいです!人民軍の将校役の「チョン・ジェヨン」、韓国の脱走兵を演じた「シン・ハギュン」魅力的ですね~

この渡辺謙バリにりりしいチョン・ジェヨン、あまりに痛ましくて敬遠していた「シルミド」にも出演していたんですね

やっぱり見なくちゃ・・・かしら

シン・ハギュンは、ウォンビンと共演した「マイブラザー」、以前見たような気がするんだけど、もう一度見てみようと思いました

あと、音楽がいいな~


やっぱり~

切なくも、心優しい映画です。
やっぱり映像は、耳で聞くだけより説得力がありますね・・・
演劇や、映画はそういう役割をも果たしているんだな~と思います。これは、先日の「リーディングカフェ」のナビゲーターの方もおっしゃっていました。同感です
