こんにちは!
大人に絵本を読んでいる、絵本セラピストらくちゃんです。
つくば市の田舎道をお散歩しながら見つけた自然、大好きな絵本、元気の出た言葉、お気に入りのものなどを、紹介しています。
6月18日(火)、東京は浜町にある絵本セラピスト協会セミナールームにて、「タイに渡った日本の絵本 らくちゃんが見てきたタイの絵本事情」というイベントを開催しました。
今年4月に、私はタイに行き「バンコク国際ブックフェア」や書店の子どもの本コーナーを見てきました。
その時のことを、ある絵本の研究会のZoomでの研究会で発表したところ、実際絵本を手に取って、中身を見てみたいというリクエストをいただき、このイベントを開催することにしたのです。
この日はあいにくの大雨でしたが、前日から絵本を運びこみ、ご参加の皆さんをお待ちします。
私が所有しているタイ語の絵本を、ほとんど持って来ていました。
日本の絵本は、たくさんタイで翻訳されています。
その経緯なども、お話しさせていただきました。
翻訳本を見比べてみると、いろいろ面白い発見があります。
実は、タイトルが違ったり・・・
「みんなうんち」は、タイ語になるとひと言「うんち」。
「ぐるんぱのようちえん」は、タイトルが手書き風文字。
日本語版も、中表紙のタイトルは手書き風文字で、この雰囲気を似せて書いています。
ちなみに、タイ語版では「ぐるんぱ」という名前じゃなくなっています。
「ぬいぐるみおとまりかい」は、「夜の図書館」に。
なんと、今回この絵本「ぬいぐるみおとまりかい」の作者の風木一人さんがいらしてくださいました。
しかも、フランス語、イタリア語版も持って来てくださり、4か国版を見比べてみるという貴重な体験ができました。
国によって、タイトルの位置が違ったり、中表紙のデザインも違ったりして、おもしろい!
風木さんは、絵本作家さんですが、翻訳もされるので、自分の作品が翻訳される立場と、海外の作品を翻訳する立場からのお話がうかがえ、とても興味深かったです。
この日、特別にうれしかったことがありました。
タイの子どもの本のことを詳しく書かれているブログ「タイの子どもの本日記」を書いていらっしゃる、たんぽぽ日和さんがいらしてくださったのです!
以前からフォローさせていただき、タイの絵本のことをいろいろ教えていただいていたのですが、お会いするのは初めてで感激でした。
秘蔵の絵本もお持ちいただきました。
こちらの「おもちゃが旅する」は、私も以前作者のテープスィリ・スークソパさんと交流があり、持っていたのですが、度重なる引越しで紛失・・・
久しぶりに見られて、感慨深かったです。
たんぽぽ日和さんのブログはこちら。
大好きなタイの絵本の話をするイベント。
しかも特別ゲストも来てくれるのに、この日に限って大雨・・・
と少し気をもみましたが、始まってみたら気持ちはタイ!
参加者の皆さんも、とても楽しんでくれていたようでした。
そして、つくばに帰ったら夕暮れのあかね空に見事な虹が!
しかも、うっすらとダブルレインボー。
私とタイの四半世紀を振り返り、様々なご縁に導かれて今、絵本の活動ができていることに深い喜びと感動を感じていました。
そんな時に、この虹!
なんだか、祝福されているような気がしました。