アルスラーン戦記 89 | 大掴ひつじ物語

大掴ひつじ物語

たいへん狭い範囲の非常に分類しにくいうえによく途中で切れている記事置き場

前回、一仕事終えて王都へもどるところを

メルレイン一行を追い越すカタチになった

銀仮面卿。普通ならすれ違って終わった

はずが、ものすごく目のいいメルレインが

走りすぎる「銀の仮面の男」に気がつき、

声をかけるも行軍中の兵士のみなさんが

気にとめることは無く。しかし無視されて

そこで黙ってるはずもないのがこの御仁で。


むっとして弓を構えるとはるか天空に

を放ち、それが絶妙な緩いスピード

なって前方の兵士の甲かるく当たって

落ちるというこれもおそらく超絶技巧

あろうことを顔色一つ変えずさらっと

やってのける兄者。
矢が当たったイコール狙われたとなっては

放置できず「なにやってくれとんじゃ」

「なめてんのかコラア」という空気満載

何人かがとって返して堂々としてる若造を

取り囲むが。本人は「軽く当たるように

狙ってやったに決まってるだろ」とさらに

胸をはる。

「そんなことできるわけなかろう」とさらに

詰問体勢に入るが全く動じることなく

「こちらはイリーナという女性の一行だ」

告げ「ヒルメスという人物がいるだろ」と

あっさり言い放つメルレイン。最高機密

その名が知らん若造の口からさらっと出た

ことに次はザンデがその巨体をコマ一杯に

して威圧するが全く動じない。

・・・兄者ご立派です。

 

当然、銀仮面卿はあっさり「知らぬ」

と否定。「とにかく会って見てそれからに

してみろや」とお願い?してみるメルレイン

だが「差し出がましい口きくなや下民が」

通常運転上から目線でお伝えされるが実は

こちらも誇り高きゾット族しかも族長の

ご子息というやんごとなきお家柄なので

この暴言を聞き流すことなどできようはず

もなく。

背中だけでもう激おこぷんぷんなど

とっくに振り切った感をだしもう一触

即発5秒前な空気の中で。
いつのまにか輿を降りたらしいイリーナ嬢が

「ヒルメスさまですね?」と声をかけそこから

情け容赦なく始まる回想シーン(10年前)

ナレーションが始まった瞬間からあああああ

はじまってもうたあああああまずっぱい回想

開催されてもうたああああそれも姉姫さまの

アレ同様、大増量でお届けします

パターンだったああああ。

マルヤム関係は牛先生、筆が進むのかしら。

もうやめて!

ヒルメスさんのHP・MPはゼロよ!!

「そんな気の優しい男」とか自分で言って

しまってますよおおお。相手が目が見えないから

自分の傷も気にしなくていいというのが接しやす

かったのでしょうか。そして回想シーンに

あったあの水辺の場面へ(漫画版オリジナル)

 

その後、マルヤム国のことは助けるように言った

のに、またしても例のボダンが暴走した結果が

マルヤムの滅亡につながったこと、彼に

とっての優しい思い出もそこで潰えたことが

描かれうまい流れになってた。

そのステキな思い出を部下が大勢いるところで

公開しなくてもなあ。多くが二人の回想で、口に

だしては最後の台詞だけだったと補完したい

ところだが

完全な公開処刑だった可能性も否定

しきれない。意外と人情家のザンデなど

「・・よろしいのですか」とお声をかけるが

「出過ぎたことを言うな」と言い捨てる。

馬蹄の響きにかき消されるようなわずかな

呟き

「未だ王位を回復させることもかなわないのに

どの面さげてイリーナ殿に会えるか」・。

それが彼にとっても忘れ得ぬ思い出だった

ことを証明している。

姫の悲痛な呼びかけを置いたまま次回へ。

 

そんなあまずっぱいエピソードが部下の

みなさんの前で暴露されては一応、強面

通している銀仮面の君としては面目丸つぶれの

案件ではあるが。足早に立ち去ることで問題の

さらなる炎上を防いだ感ある。

・・・しかしまあ姫ご自身があきらめるとも

思えぬハナシだし。

 

しかし目の見えない女の子を家の周り

とはいえひとりぼっちとかどうなの。

なんか間違いとかあったらどうすんの

とも思ったが一応原作では「やや厄介者

扱い」という説明があったかと。

 

マルヤム関係は「国王夫婦は殺害され

内親王姉妹も城に逃げ込んだが時間の

問題」とかマメにおしらせしていた

らしい例の魔導士の一行。けっこう近くで

あれこれ助言していたが結局、自分らの

思い通りに誘導していたことは間違いない。

今回の宝剣探しという名の墓荒らし

ついてもな。

 

今回の王大子一行は「ヒルメス氏が宝剣を

入手しようとしたが失敗した」ことをやっと

ギーヴから聞き。サームとか、パルスの

忠臣がついていてみすみすそんな暴挙

させるとも思えんし、本人が誇り高き

御仁であることからも宝剣なんか求める

他力本願な行動が想像しにくいとした上で

事態が自分の思うように動いていない焦り

あるだろうとも見破っており(泣)

「誰ぞ、そそのかした奴がいるのかな」と遠く

はなれた空の下で考察するしかなかったそう。