ため息をしながら、寝っ転がったままグルリとアイネの方へ体を向ける。
「じゃあライト、この中から好きなカードを四枚選んで?」
ニコっとするアイネを睨みつける。
私は適当にテーブルに散らばっているカードを選ぶ。
そして取ったカードを表向きに置いた。
一枚目のカード、逆位置のそのカードには変な男の絵が描かれている。
「下手くそな絵だな……」
アイネは表に置いたカードを見つめる。
「これは愚者のカード、番号は0だね」
「で、これは何を言ってるんだ?」
「逆位置だと、わがまま、軽率、逃避の意味があるね」
初めから癇に触るカードを引いたもんだ。
私はイライラしながら二枚目のカードを選ぶと、表向きに再び置く。
今度もまた逆位置、絵柄は女だった。
「これは女教皇、番号は2。逆位置の意味は残酷、身勝手、不安定だね」
ため息をしながら私は一気に残り二枚のカードを選ぶ。
そして表向きに置いた。
一枚の絵柄は星、今度は正位置だった。
二枚目の絵柄は変な輪っかの様な物が書かれている。
これも正位置だった。
「ほうほう、一枚目は星のカード、番号は17。正位置の意味は、願いが叶う、希望だね。二枚目は運命の輪、番号は10。正位置の意味は――定められた運命、それと出会い、だね」
最後に引いた二枚はまあまあマシな方だった。
しかし、一つ疑問が残る。
「で、これで何が分かるんだ……アイネス・ヴァルハーケン?」
さっきからカードの意味を言われてもさっぱり訳が分からない。
私はアイネの顔を睨みつける。
「ゴホン、えーと私が推測するに――」
アイネは私が選んだ四枚のカードをジロジロ見つめながら解説を始める。
「ライトは無意識に何かを逃避していて、かつ身勝手な子なんだよ。でもそんなライトには希望が訪れて、素敵な出会いが――」
〝待っている〟と言おうとして言葉を切るアイネ。
/続く