その時――。
「お前の……やるべき事ってのは?」
護の言葉に足を止める。
「〝私はアイツらを皆殺しにすれば良い〟これが私のやるべき事なんだ」
「だから、やるべき事だからあんなふうに殺したのか……」
「どう殺そうが私の勝手だ……。でも――」
私は護の方へ顔を向ける。
「お前みたいな馬鹿に、あんな所は見せなくても良かったな。その事に関しては悪かったと思ってる」
私はそう言うと、再びエントランスへと歩き出す。
「あんな所見たくなければ、もう私には関わるな。そうすれば、お前の日常に大きな変化はないから……」
何故か、その言葉を言うのは悲しく思えた。
でも、きっとアイツには私の居る世界は耐えられないから……。
/続く