俺は苦笑いしながら彼女に近づく。
「えーっとー、購買になら軽くパンとか売ってるぞ?」
俺がそう言うと目の前の少女は何かブツブツ何かを呟いている。
何を言っているのかよくわからない。
すると彼女は俺へと視線を向けてきた。
「よ、よし! 昼飯を奢ってくれたら昨日の件は許してやる」
と、以外にもそんな事を口にした。
「マジで言ってんのか? まぁそりゃ別に良いけどさ」
こんな事で許してくれるなんて、本当はコイツ昨日の事そんなに怒ってなかったんじゃないのか?
「んじゃ、購買行ってくっから、お前何が良い?」
俺がそう言うと目の前の少女は俺の右腕を掴み、そのまま昇降口を出る。
「お、おい! どこ行く気だよ!? 購買はあっちだぞ!」
「何言ってんだ、購買で安売りしてるパンなんかで許してもらえるとでも思ってるのか?」
「えー、と言う事は……」
「外の店で食わせろ。そうだなぁ、ホットドックで良いからさ」
「購買に売ってるんですけどぉぉ~!」
と、そんな俺の悲鳴はむなしく。
そのまま強制的に俺は赤コートの少女に連れて行かれたのである。
/続く