〝お前達に何の権利がある……〟
震えた声で。
〝この子の命を奪う権利が……お前達にあるのか……!〟
目の前の化け物達にそう言った。
もしかしたら、この時が始めてだったのかもしれない。
何かを〝憎い〟と思ったのは。
――憎いのなら、お前は何を望む?
背中の方からそんな声が聞こえた。
――憎いのなら、コイツらに何を望む?
声はだんだんとコチラに近づいてくる。
――憎いのなら、オレに何を望む?
黒いモヤモヤした物が私の体を包んでくる。
〝お前は、何だ……?〟
黒いモヤはやがて私の目の前で人間の様な姿になっていく。
そして、黒い影は――。
――オレは……悪魔だ……。
そう、黒い影は口元を歪ませながら言った……ような気がした。
〝悪魔〟その言葉を聞いた瞬間、笑いそうになってしまった。
〝お前が悪魔なら、何だって言うんだ?〟
〝悪魔〟を睨みながら私はそう言った。
――お前の願望を叶えてやろうと思ってな……。
願望……。
悪魔のその言葉に私の心の〝何か〟が動き出した。
――何を望む、人間……。
正直、誰でも構わない。
私の望みを叶えてくれる物が例え天使だろうが。
神様だろうが……悪魔だろうが。
〝私に、力をよこせ……″
――その力とは?
〝何でも良い、何者にも負けない力を……!〟
――その力を得て、お前は何をする?
〝復讐だ……あの子を殺したコイツらにッ!〟
そう叫ぶ様に告げると悪魔は不気味な笑みをこぼしながら――。
――気に入ったぜ、人間。
そう呟いた……。
/続く