「護!アンタさっきの何!?」
カウンターから戻ってくるなり、いきなり火野川に怒鳴られる。
思わずおぼんを落としてしまいそうになってしまった。
「おい!溢れるだろ!」
「んなのどうでも良い!さっきのは何かと聞いている!」
火野川はかなり激怒しているようだ。
ひとまず机におぼんを置くことにする。
そして火野川に顔を向けた。
「何って、さっきも言ったろ?そう思っただけって……」
すると火野川は俺の首元を掴みグワングワンと激しく揺らす。
「アンタァァ!初対面の相手に言う台詞なのさっきのが!?」
ヤバイ、気持ち悪くなってきた……!。
「ご~め~ん~な~さ~い~!」
揺られながらも何とか生徒会長に謝罪する。
すると急に火野川は首元から手を離した。
俺はそのまま床に尻を思いっきり激突させる。
やば、割れそうなくらい痛いぞこれ……。
「謝るなら、ちゃんとライトに謝りなさい!」
腕を組みながら上から目線で言ってくる生徒会長。
俺は自分の尻を撫でながらフラフラと立ち上がる。
「分かったよ……」
しかし、謝ったら許してくれるような奴にも見えなかったけどな。
俺はそう思いながら席に座り、おぼんに乗っているフランスパンを噛る。
「んで、どうして?」
と、火野川は俺の前の席に座るなり、コチラを睨みながらそう言った。
つかコイツ、飯食わないのかよ……。
「どうしてって?」
「何で強がってるって思ったのよ」
またその話か……。
「根拠はねーけど……本当になんとなく」
「マモッチ、あの少女に何か感じるん?」
隣で飯をバクバク食いながら坂口がそう言った。
「ふざけて言ってる様には見えなかったけど、本当に根拠はないわけ?」
疑問げな顔をする火野川。
「ねーよ」
俺はそう言いながら食事を再開した。
/続く