「結局、ジャンルが決まらなかったな」
そうぼやきながら寮へと続く帰り道を進む三人。
俺こと神崎護と火野川愛花、坂口弥である。
結局あの後三人でどんなジャンルにするかを考えていたのだが、何も思い浮かばなかったのだ。
「エロゲー以外に思い付くジャンルがねーんだけど……」
「アンタはゲームオタクでしょ?それとも何、エロゲーしかやってこなかったの?」
俺の言葉に火野川は顔をしかめる。
別にエロゲーしかやってこなかった訳じゃない。
「エロの方がどんなにクソなシナリオでも受けるのだよ」
と、坂口が人差し指を立てながらそう言った。
そうなんです皆さん。
いくらシナリオが糞なゲームでも、エロ要素が入っていれば受けるのですよ。
俺は最近、それを学習いたしました!。
「へー、じゃ護が書くシナリオは糞って訳なの」
「何を言うか!」
さらりと酷い事を言いやがる火野川。
何でこんな奴が生徒会長になれたのか、とても不思議だよ。
/続く