「だって、今の話聞く限りじゃ、エロは面白くなかった時の保険みたいな感じに……」
「エロ保険か、それよかよか」
坂口がニヤニヤしながらそう言った。
エロ保険とかどんな保険だよ……。
「仕方ない、ジャンルについては地道に考えるしかないか」
「だから何で考える必要があるのよ?アンタならさっさっと決められるでしょ?]
ゲームオタクだからって、そんな簡単に思い付く訳じゃない。
ジャンルはゲームの容姿のようなものなのだから。
ちなみにシナリオは命だ。
「RPG7?だっけ……、アンタがよくやるゲームジャンル」
「お前それ、対戦車擲弾発射器だから……」
「え、そうなの?ロールプレイングゲームの新バージョンって噂が――」
「どこの誰だそんな間違った知識教えた奴は!?」
「え、蓮花先生」
その名を聞いた瞬間、俺はガクっと体型を崩す。
なるほど、あの人なら魔術以外では火野川に間違った知識を教えていても不思議ではない。
/続く