THE 派遣斬り | レイニーの部屋

レイニーの部屋

発達障がい児の感情の発達を促すセラピストとポールダンサーの二足の草鞋。ここに至るまでの40代おじさんの経験値や考え方をここでシェアできたらいいなと思います。

うちの夜の職場に派遣されてたKsくんが、今日限りで解雇となりました。

このKSくん、若干22歳と、めちゃ若い。

初めて会ったのは3ヶ月前くらいだったかな?


これが、ゆとり世代の現代人か~と、初めて会った時はとんでもないヤツが派遣されてきたと思っていました。



(1)挨拶できないのは勿論の事。

(2)ちょー生意気。

(3)声がでかくて、常におしゃべりしてて、職場に遊びに来てるようにしか見えなかった。



そんな彼の事を冷めた目で見てた俺は、当然KSから見たら「うざったい先輩」でしかなかったと思う。


でも、誰も叱ってあげたり、教えてあげる人は他に居なく、


やはり、ここは俺が教えてあげなければ!!と、妙な正義心が働いてしまい、気になる部分は全てちくいち注意して、時には怒ったりもした。


その時の彼の受け止め方は、もちろん反抗心むき出しだったし、素直に「はい」というよりも
「しょうがねぇなぁ」というような感じの「はい」だった。


それでも、僕は金八先生の様に言い続けた。


仕事以外では一切話しかけてこないKSだったが、俺の方が気を使って話しかけると、次第に心開いてくれた。



最近では、ほんとに素直に言う事を聞いてくれて、仕事も一生懸命やってくれた。
だから、時々バカやってる姿も、内心「かわいいヤツだ」と思える様になった矢先。


職場側からは、「KSの労働力は必要なし」との判断が下ったのだ。
職の少ない、このご時世。彼はきっと他のスタッフへの脅しとなる見せしめになったのだと思う。


あんなに非常識で、挨拶もできなかったKSくん。



最後はちゃんと頭をさげて

「今までお世話になりました、色々とありがとうございました」
と言ってきた時は、ちょっと目頭アツくなっちゃいました。



人って、成長するんだね☆



KSくん、もう会うことなんて無いかもしれないけど、自分の道を頑張って歩んでほしいな。