ストーリー:5.0
キャラ:5.0
作画:5.0
作中BGM:4.5
OP/ED:4.7
おすすめ度:4.8
合計→29.0/30.0
3期はもうタイトルにある通り、春高バレーの宮城県代表決定戦“烏野vs白鳥沢”の激闘を描いての全10話でした。
いやー、アツかったね。
作中でも烏養コーチが言ってるし、僕も第10話の感想で『MVPは月島』って書いたけど、3期の主人公は完全に月島だった。
1期、2期と日向と影山の変人速攻にフォーカスが当たることが多くて、守りはリベロの西谷が凄いっていう感じだったんだけど、、、
今回は絶対王者・白鳥沢が相手で、エースの牛島若利をどう食い止めるか、っていうのがポイントでした。
ブロックをつけてコースを西谷がいる方に誘導したり、ブロックの飛ぶタイミングを変えたり……一発で、ではなく1試合を通して執念深く徹底マークしていったのが月島。
執念のワンタッチを量産して牛若に気持ち良く打たせなかった……小指を脱臼しても治療を終えてすぐに戦線復帰っていう今までクールな面しか見せてなかった月島からこれだけ感情が見えた、という点でも完全に主役だった。
まあ、感情という部分では2期の合宿回で梟谷の木兎に“バレーに夢中になる瞬間”を説かれた辺りからちょっと流れが変わりつつあったんだけど、それがこの3期で一気に来たなと。
で、そんな月島との対比で描かれていたのが白鳥沢の天童。
天童は相手の攻撃を読み切ってのブロックで点を取ることを生きがいにしている選手で、執念のワンタッチを見せる月島とは真逆で1回のブロックでドシャっと潰して点を取るのが天童……これが結構見応えあったんですよねぇ。
月島のブロックは表現としては“毒”。ワンタッチだったり、打つコースを誘導したり、ジワジワ効いてくる感じの守り方。
一方で天童のブロックはもはや攻撃。相手の攻撃を潰す、心を折るブロック(攻撃)をしてる……『バキバキの歌』の癖の強さたるや(笑)。
2期第1話での遺恨からして日向、影山vs牛若を中心に試合が回っていくかと思ったけど、バレーボールはスパイクだけじゃないんだぜ、っていう「ハイキュー‼︎」からのメッセージが見えた3期でした。
白鳥沢のセッター・白布の『誰よりも目立たないセッターに俺は成る。』も良かった。派手さはないけど堅実なプレーでチームを支える……僕、そういうキャラ大好きなのよ。
OP『ヒカリアレ』は曲もアニメーションも決勝戦っていう輝かしい舞台の雰囲気が表現されていて、回を重ねるごとに味がしてきた。
EDのアニメーションはこれまでの登場キャラが全員集合してて、決勝戦までの歩みを振り返れるような形だったのがよかったです。
次はいよいよTVアニメシリーズラストの4期です🏐
烏野が全国に進んで『ここまで来たんだな…‼︎』と思っているのと同じで、僕も9月から見始めて『ここまで来たんだな…‼︎』って気持ちです(笑)。
