【レビュー】『映画 名探偵プリキュア!不思議な庭と2人の秘密』 | KENのブログ〜Flying to the World〜

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ストーリー:5.0

キャラ:5.0

作画:5.0

作中BGM/挿入歌:5.0

OP/ED:5.0

おすすめ度:5.0

合計→30.0/30.0




人生初のプリキュア映画視聴。

勇気の一歩、踏み出してよかったです……



めちゃくちゃ感動した。。。

タイトルこそファンタジー色が強くてコミカル系かなぁって思ってたら、ストーリーがめちゃくちゃシリアス。



かりんちゃんって子が出てくるんだけど、“劣等感に悩むキャラ”なんですよ。

子どもたちは今そういう経験をしている子も中にはいるかもしれないけど、どちらかというと“これから経験してしまうかもしれない”……結構ね、現実的な話でした。

劣等感に悩むかりんちゃんを守ろうとする妖精・アランがいて、あんな達も力を貸そうとする……っていうのが主な流れ。



僕も劣等感、コンプレックスを抱えて生きている人間だからさ、、、

テストで点取れないとか周りの人と仲良く出来ないとか、かりんちゃんにめちゃくちゃ感情移入しちゃって……うるうる来てた(T ^ T)

で、アランは過去にかりんちゃんに助けてもらって以降仲良く過ごしてきた間柄だから、自分が作り上げた世界に閉じ込めることでかりんちゃんを救おうとする……かりんちゃんの笑顔に陰りが見えてきたのを感じ取ってのアランの行動に両者の関係性が見えて感動しました。



ただ、閉じ込めてしまうのは解決になっていないのでは?ってところであんな達はアランのやり方は間違ってるって指摘して、かりんちゃんにも歩み寄るんだけど、、、

たんプリ制作陣の“劣等感を抱く者”への解像度の高さには感服しました。

言っちゃえば無責任なあんなの優しい言葉にかりんちゃんはキレるんですよね、かりんちゃんはあんな達にも劣等感を抱いていたので『あなたに分かるわけないでしょ‼︎』みたいな感じで。

で、やっぱり「たんプリ」なので、このやり取りがあんなにとって“一つの壁”というか挫折になるんですよ。

探偵なのに困ってる人を助けられなかった、困ってる人の気持ちを理解している気になってただけだった……っていうね、目からハイライトが消えて、闇堕ちしても不思議じゃないくらいの表情でした。

劣等感を抱く者の解像度を上げて尚且つ「たんプリ」の主人公に試練を与える……文句のつけようがないストーリー👏




ショックを受けるあんなには支えてくれる仲間がいる。

かりんちゃんにもアランがいるけど、アランは支えるのではなく背負うことを選んだ……この対比よね(しみじみと)。

ただ、1人で背負い込むというのはキュアアルカナ・シャドウとして暗躍していた頃のキュアアルカナと被るんですよね。るるか本人がそこを言及してたのが良かった……ストーリーの深みがエグいて。

エクレールのピンチにアルカナ・シャドウの力を解禁して救ったのもかっこよかった‼︎

あと、落ち込んでるあんなに檄を飛ばすのがみくるっていうのがまた良いですね、さすが相棒。





『一歩踏み出して転んでも、それも大切な一歩だよ!』

結局、本人が一歩踏み出せるかどうかなんだよな、っていう決着のつけ方……凄くリアルで良いと思いました。

共感して歩み寄って、手を引っ張り外の世界へ連れて行く……これはあんなが最初にやろうとしたことだけど、これだとかりんちゃん本人の意思がないから転んだ時に何もプラス材料が生まれないんですよね。

転んでもいいから自ら一歩踏み出してみよう、周りはその姿を見守ってくれている……自ら一歩踏み出す、ってところと周りが見守ってあげるってことが大事なんじゃないかなって思いましたね。



名探偵プリキュアにしても戦うプリキュア達がいて、それを見守る妖精たちがいるわけじゃないですか。

で、今回は過去作の「わんだふるぷりきゅあ!」、「キミとアイドルプリキュア♪」のキャラが登場して一緒に戦ってくれた。

1人で背負わずにチームで動いている……みくるの『私たちはチームでしょ‼︎』って言葉が沁みます。



沁みるというところで言うと、、、

主題歌「FIRST PRISM」、挿入歌「First Step」どちらもめちゃくちゃ良かった‼︎(T ^ T)

作品にブーストかかってるのは勿論、普通に曲が強い。



時間があればもう一度観に行きたい、そう感じさせるレベルの素晴らしい作品でした。