ストーリー:5.0
キャラ:5.0
作画:5.0
作中BGM:5.0
OP/ED:4.5
おすすめ度:4.9
合計→29.4/30.0
いやー、面白かったなぁ。
21話全てに内容があって、ストーリーが動いていて、見応えがありました。
1期でストーリーでは唯一と言ってもいいくらいノレなかったポイントとして挙げた“初心者vs経験者”。
『経験者が教えてあげればすぐに済む話を30分続けてた』って感想やレビューで書いたんだけど、ちゃんと理由があったんですよ、経験者である立花が教えてあげられなかった理由が。
ヴァイオリン経験者の立花は中学時代にコンクール連覇のプレッシャーから部員に対して結構きつい言動をしていて、結果として連覇は逃すわ、部員からは『立花に耐えてきた』、『立花さんが部長になってから部活が楽しくなくなった。』って言われるわ……散々な過去があったことが2期で明かされました。
結果を求めるあまり孤立していく自分が嫌だった……だから1期でも初心者の律子に直接アドバイスをせずに米沢先輩に『秋音さん(律子)はこうすればもっと出来ると思うんです!』って言ってたんだなと。
んで、「青のオーケストラ」の面白いところはこの立花の過去が佐久間先輩と筒井先輩にも影響を与えている、ってこと。
ハッキリとモノを言う性格で主人公・青野一とも衝突していた佐久間先輩。
そんな性格になったのは自分の後を継いで部長になった立花が部を引っ張るのに苦しんでいたのを知りながら何もしなかったことを後悔していたから。
同じ思いはしたくないし、後輩に伝統や強さを引き継いでもらいたいという気持ちから佐久間先輩は良い悪いをハッキリ言うようになり、筒井先輩は高校のオケ部では部長になった。
中学では佐久間先輩が部長だったのに、高校では筒井先輩が部長をやってることに何となく疑問を持ってたんだけど、アンサーがあるというね(笑)。
そう考えるとストーリーの流れに無駄がないんですよね、この作品。それこそ一つの曲のようですよ。
佐久間先輩と筒井先輩の仲間想い、後輩想いの面が見えて、特に佐久間先輩は初登場から印象がよくなかったんだけど、過去が明らかになってからは見え方が変わってきたんですよねぇ、なんか悔しいけど(笑)。
ストーリーが繋がっていくという部分では親からのプレッシャーと戦う滝本先輩をプロヴァイオリニストの父を持つハジメが気遣う展開も良かった。
滝本先輩が1期からやけにハジメを気に入っていたのも親近感からくるものだったんだな、っていうのが分かったし、勉強も部活も中途半端になってしまって涙が溢れてしまった滝本先輩を支えるハジメがホント余計なことしてないんですよ、下手に言葉をかけられる方が傷付くって分かってるから。
あくまでも滝本先輩のペースで話を聞いて、適宜返していく……最後くらいだよな、ハジメのペースで話したのは。
で、1期のレビューの最後で『恋愛描写に対してどれだけの本気度なのか、っていうのにも注目して2期を観たい』って書いたんだけど、、、
めっちゃ本気やな(笑)。
音楽を題材にしている作品だからさ、元々曲への理解力というか読み解く力に長けてるんだろうっていうところで、その力を作品の心情描写、キャラの行動に落とし込んでるんですよね。
キャラの言動、行動に違和感がない。マジで。
2期で律子がハジメのことを好きになってるのが明確になって、キスまでしちゃって……(あれはビックリした)。
そして1期からハジメへの恋心が描かれていたハルは2人っきりでのお出掛けに誘ったり、コンマスになるであろうハジメの隣の席には自分が座って支えるっていう“約束”をしたり……律子は色々と飛び越えてキスまで至った感がありますが、ハルは逆に着実に一歩ずつ進んでますね。
2人っきりでお出掛けしてた際にかつてのいじめっ子に遭遇してしまって、絶望するハルをハジメが救った第10話……僕は絶対に忘れない。
僕は小桜ハル派です…‼︎
作画は1期に比べて安定感が増し、クオリティも上がっていました。
僕が「青のオーケストラ」を観るキッカケになった、偶然見た時の作画の良さ……これがずっと維持されてましたわ👏
BGMに関しては1期からそうなんだけど、演奏会やコンクールで演奏する楽曲を練習パートとは別の完全なBGMとして使ってたりして、上手いなと思いました。
学生の頃、知ってる曲を吹奏楽部が演奏するとテンション上がったけど、それと一緒ですよ。
2期では3年生の卒業まで描けた一方で、ジュニアオケは途中。
3期をやろうにも原作のストックがほぼないような状態らしいので、続きを観るのはかなり先になりそうですね。
ただ、作画だったり音楽だったり……制作陣の本気度が伝わってくる作りだったので、たっぷり充電してもらって、またアニメ「青のオーケストラ」を作っていただけたらと思います。



