ストーリー:5.0
キャラ:4.8
作画:4.5
作中BGM:5.0
OP/ED:4.5
おすすめ度:4.8
合計→28.6/30.0
2期のワンシーンをたまたま見かけた時に『作画、めっちゃええやん。』と思ったのがキッカケで見始めて、そしたら正直作画はムラがあった感じはあるんだけど、それが気にならないストーリーの面白さ。
主人公・青野一(ハジメ)はプロのヴァイオリニストである父親の不倫がキッカケでヴァイオリンを一度辞めてしまうんだけど、これからヴァイオリンを頑張りたいっていうヒロイン・秋音律子に出会って、律子にヴァイオリンを教えていく中で、やっぱり自分にはヴァイオリンが欠かせない、って再びヴァイオリンを弾くことを決意する……この序盤の物語がアツかった。
そこから名門のオーケストラ部に入って、3年生との最初で最後の定期演奏会に向けて練習やオーディションに励むんだけど、ハジメのライバルである佐伯直の母が実はハジメの父親の不倫相手だった、っていう衝撃の事実が突然飛んでくるわけですよ。
佐伯直がハジメの父親を知っている雰囲気みたいなものはあったから、ヴァイオリンを教えてもらったんだろうな〜って思ってたんだけど、僕の予想はぬるかった(笑)。
佐伯から知らされたハジメは怒り狂ってまたヴァイオリンから離れようとするんだけど、一度離れて戻って来てる身だからもう分かってるのよね……『ヴァイオリンが弾きたいだけなのに…‼︎』って。
涙を流しながら中学時代の恩師・武田先生に素直な感情を吐露したシーンはめちゃくちゃ良かったし、刺さった。
やりたい習い事とか部活があっても周りの環境のせいで出来ない……って子はたくさんいるだろうし、僕自身も野球を続けたかったけど色んな理由で続けられなかった、っていうのがあるからハジメが本心を叫んだシーンはめっちゃ印象に残ってます。
ハジメだけでなく主要キャラの律子、ハル、佐伯は全員ダークな過去を持っているんだけど、それでも音楽を続けたい、続ける意味が作中でしっかり描かれていました。
脇を固める原田先輩や立石部長といった先輩達も人となりが分かるくらいの掘り下げはあったので良かった……立石部長はパートがヴァイオリンではない関係上、前半はほぼ出番がなかったですが、後半にまくってきましたね(笑)。
ってか、「青のオーケストラ」は主要キャラだけじゃなくて脇役キャラにもスポットを当てて、チーム感を出そうっていうのが見えて好印象なんだよなぁ。
町井先輩とか滝本先輩とか魅力的なキャラ、多かったし。
原田先輩は何と言っても最終話。
ダンス部と兼部していて、オーケストラ部の練習をサボりがちな2年の羽鳥に普段の穏やかな口調ではなく厳しい口調で叱責したのがシビれた。羽鳥にこれから必要なのはこういうメリハリやなと。
あと、印象に残っているのはオーケストラ部顧問の鮎川先生がハジメの演奏を技術的には認めてるんだけど、『お前の演奏はソロなんだ。』ってハッキリ言ったシーンかな。
ヴァイオリンはやっていたけど、オーケストラは初めてであるハジメにとって周りのパートの音を聴く、合わせるといったことは今までやったことがなかったわけで、次期コンサートマスター候補と言われた中でここが一つハジメの成長を図る道になって、観てる側も分かりやすかったんじゃないかな。
ハジメは最初から上手かったから、そういう人の成長って素人には分かりづらい。音の深みとか言われても『はあ……。』って感じだし、正直。
でも、周りのパートの音を聴くとか、合わせるっていうのはまず意識の問題だからさ、視野が広がってるとかいう変化は感じられたよね。
ただ一方で、初心者と経験者の対立に関してはノレなかった。
やっぱり、終始『いや、経験者が教えてあげたらいいだけですやん。』なんだよな、こっちの感想が。
まあでも、経験者の初心者への態度としてはあれがリアルっちゃリアルなのでマイナス要素とは思ってないです。
で、冒頭では『作画にムラがあった』なんて書いたけど、それは日常パートの話。
特に律子の顔が安定してなかった感。
逆に小桜ハルは安定して可愛かった(笑)。
最も注力すべき演奏パートで違和感を抱く作画はなかったので、全体的には良かったと思います。
演奏パートでいえば、各キャラに担当のヴァイオリニストを付けていたようで。
聴く人が聴けばキャラの個性が出ている弾き方になってるんだろうなぁ……僕には分からないけど。
ところで、、、
高校生の話なので恋愛描写もあるんだけどさ、、、
1期では言ってもハルがハジメを好き、ってことくらいしか描かれてなかったのよ。明確なラインでいうと。
ただ、どう考えてもハジメと律子のラインが強いんだよなぁ……僕的にはハジメとハルがくっついて欲しいんだけど、まずこの作品が恋愛描写に対してどれだけの本気度なのか、っていうのにも注目して2期を観たいと思います。
