交流戦が終わって、ペナント再開まで時間があるので、ここまでのタイガースの戦いを『投手編』、『野手編』に分けて振り返ろうと思います。
今回は『投手編』。
投手陣はよく頑張ってると思います。
僕は開幕前から勤続疲労の観点で『今年は投手陣、結構しんどいぞ。』と言い続けてきていた中で、交流戦で石井投手の離脱からリリーフ陣がガタッと崩れたのはあったけど、トータルで考えたらよく頑張ってると思いますよ。
先発にしてもリリーフにしてもある程度計算出来るピッチャーがここまでそれなりの数字を残しているのは素晴らしい……セットアッパーとして期待されていたゲラ投手くらいですよね、誤算だったのは。
新たな力でいうと開幕ローテを掴んだ門別投手と富田投手は定着出来なかったけど、ドラ1ルーキーの伊原投手がリリーフから先発に回って既に5勝、防御率も1点台前半と抜群の安定感。
新外国人のデュプランティエ投手も坂本選手とのバッテリーがハマって、ある程度計算出来るピッチャーになりました。
そして個人的に嬉しいのが昨年苦しんだ伊藤将司投手が復活の兆しを見せていること。伊藤投手が本来の姿でローテーションを回ってくれればイニングは食ってくれるし、8〜10勝は計算出来る。
リリーフでは育成から支配下になったルーキー・工藤投手が開幕1軍を掴むも、制球力やランナーを出してからの脆さが目立って2軍降格。勢いだけでは長いシーズンは乗り切れない、ってことですな。再昇格した時も『早くね?』と思ったくらいなので、焦らずにまずは課題克服に取り組んで欲しいなと。
嬉しい誤算だったのは湯浅投手ですね。
1軍に戻って来ること自体、もっと後の話かと思ったら結構早く戻って来て、かつて掴んだ勝ちパターンの座まで返り咲いたのは個人的にはビッグサプライズ。
ただ、リリーフ陣の疲労度というところを考えると、僅差の試合が多いし、7連敗中も勝ちパターンにイニング跨ぎをさせたり結構無理をしているので、“新星の登場”を待ち望んでいます。
僕が注目しているのはルーキーの木下投手です。
マウンド上での落ち着き、球の速さが取り上げられている割には制球力も思ったよりあるっていうと部分で『これは使えそう』というか『ハマれば面白いな』と、ちょっと期待しています。