【漫画】『アオのハコ』第11巻 感想 | KENのブログ〜Flying to the World〜

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第11巻のハイライトは千夏先輩が大喜をハグするシーンよ。
初めて読んでる時『キターー!!』って思ったし、めっちゃキュンとした(笑)。


夢佳との和解に一役買った大喜にお礼を言う為に千夏先輩は試合後に駆け回って大喜の元へ向かうんだけど、、、


一回、家に帰ってるんですよ。
大喜が家にいないのが分かった瞬間に家を飛び出して学校に向かうんだけど、別に家で待っていてもいいわけじゃないですか。絶対帰って来るんだから。
でも早くお礼を言いたい、早く大喜に会いたい……そういう千夏先輩の気持ちが見える行動ですよね。


ハグする直前の千夏先輩の表情からも“気持ちが抑えられない”みたいな感じが見て取れて……そりゃあ、松岡先輩とのシャトルランを制して大会チケットを手に入れて、夢佳を千夏先輩の公式戦に向かわせた男だからね、猪股大喜は。
『惚れてまうやろー!』案件だよな(笑)。
まあ、“ありがた迷惑”になって大喜の恋愛にも悪影響が出る可能性もあったし、読んでる側としては『そこまでするか?』って思うところもあるんだけど、千夏先輩と夢佳双方の感情を読み取って動いた大喜の勝ち♪っしょ?(唐突な蜂楽廻)


夢佳の父さんの言葉で『好きは最強の感情』っていうのが第11巻では結構ポイントになってるんだけど、『そこまでするか?』っていう大喜の一連の行動も“最強の感情”からなるものなんだと思うと納得しちゃうよね。
しかも大喜の良いところは深追いはしないのよ。千夏先輩と夢佳が和解出来たか気になっていても自分からは聞かない、ウザいと思われそうなラインは超えない……押すことも引くことも出来る男、それが猪股大喜という男なんですよね。


千夏先輩と夢佳は和解出来て良かったし、夢佳のストーリーが良い感じにまとまってホッとしたところもある。
正直、夢佳が出始めた時は『これはちょっと穏やかじゃないかもなぁ……。』って「アオのハコ」という作品のこれからの展開に不安を感じたからね(苦笑)。
作品の良かった流れを新キャラがぶち壊すことって割とあると思うし。
だから上手くまとまってホント良かった、良かった。



で、ハグの話に戻るけど日が経ってから千夏先輩が大喜に恐る恐る『もしかして嫌だった?』って聞いてるのめっちゃキュンときた🫰
ハグの後、大喜と千夏先輩の間に何となくぎこちなさがあったんだろうね。千夏先輩は横目で大喜のことを伺う感じで見てる、っていう構図だけで千夏先輩の感情が分かるの作品として美しいよなぁ。言葉、文字で語りすぎない美しさね。


『もしかして嫌だった?』に返事が出来ないまま、千夏先輩が帰省してしまいモヤモヤを抱えての年越しとなった大喜。
初詣のおみくじでの『恋愛:ためらうな』に背中を押され、大喜は遂に千夏先輩に『話したいことがある。』と連絡を入れたのでした…‼︎


第11巻はここで終わり。
続きがめっちゃ気になるやん?
僕さ、漫画を買い揃えていってる時、10巻と11巻を買って帰ったのよ。
で、速攻で読んでさ『うわー、続きがめっちゃ気になるー‼︎』ってなって12巻を電子書籍で買ったからね(笑)。次の日に紙媒体の12巻も買った、っていうそれだけ第11巻は一つのゴールが見えてきたところでもあるんですよね。