【第45話】
“雷門vsザ・ジェネシス”
ヒロト……いや、グランにとっては普通のシュートでも円堂の“マジン・ザ・ハンド”を簡単に打ち破り、ゴールに入ってしまう……。
ジェミニストームを倒し、イプシロンと互角に戦えるようになった雷門でも全く歯が立たず、ジェネシスはあっという間に10得点。
エイリア学園に対抗出来るスピードを身につけたはずの風丸もジェネシスのスピードについていけず、試合中に自信喪失。。。
吹雪は精神状態が不安定で“エターナルブリザード”を放つも、GKネロに軽々止められてしまいました……。。。
そしてグランが満を持して出してきた必殺シュート“流星ブレード”に吹雪が突っ込んでいき、顔面にくらった吹雪は意識を失い試合続行不能。
ジェネシスとの試合はまさかの幕切れとなりました。
『(エターナルブリザードは)弟のアツヤくんの必殺技よ。』
瞳子監督は吹雪には“弟のアツヤがいて、DFの兄とFWの弟が完璧なコンビとして機能していたこと”、“雪崩に巻き込まれてアツヤと両親が亡くなって以降、士郎の中にアツヤの人格が生まれたこと”、“エターナルブリザードはアツヤの必殺技”であることをカミングアウト。
まあ、これは回想としてちょいちょい描かれていたから視聴者のほとんどは気付いていたとは思うんだけど、でも改めて聞くとビックリよね。。。
『エイリア学園に勝つ為だったら吹雪くんがどうなってもいいんですか!』
この言葉は重いよ……。
これは士郎とアツヤの人格の使い分けのバランスがエイリア学園との過酷な戦いの中で崩れたのかも……と、分析した瞳子監督に秋が『何でそれを知っててチームに入れたんですか!』とエキサイトして続けて放った言葉なんだけど、要は“目的の為なら手段を選ばない”ってことだからね……。。。
『それが私の使命です!』って強がった瞳子監督だけど、実際は結構ダメージを受けてるはず。真・帝国学園戦での染岡の負傷も勝ちに行こうと瞳子監督が作戦を変更した後半に起こったもので、勝利に執着するあまり周りが見えてないというか、冷静さを欠いているように見えますね。
だって、ジェミニストームとの第2戦ではみんなを守る作戦を取ってくれた監督さんだぜ?
イプシロン戦の後に吹雪に『僕、変じゃなかった?』と聞かれていた円堂は吹雪のSOSに気付けなかったと自分を責めますが、鬼道は攻撃面で吹雪に頼り過ぎていた“チームの問題”であると指摘。
染岡がいなくなってしまったことでストライカーが1人になってしまった……(一応、リカがいるけども)、この負担だけでも大きいのにみんなからの期待も背負ってプレーするのはしんどいわな。。。
『俺……お前みたいに強くないんだ……。』
吹雪に頼らないチーム作りに向けて走り出していこうというところで、風丸がキャラバンを離脱。
円堂が必死に引き止めるも、時すでに遅し。風丸の心は完全に折れていて、円堂の言葉や行動を見てサッカー部に助っ人で来てくれたあの風丸に円堂の言葉は響かず……。
でもね、風丸は別に円堂たちが憎くて離脱してるわけではなくて、『お前みたいに強くないんだ……。』って言葉があるように自分の力不足を理由に離脱してるんですよねぇ。。。
【第46話】
円堂がサッカーから距離を置くくらい落ち込む……極めて珍しい回になっております。タイトルは「キャプテンの試練!」。
『何も見えてなかった……。』
正直、円堂とヒロトの友情みたいなものが視聴者に伝わるくらい描けていたかは微妙なところだけど、“エイリア学園が人間に化けて円堂に近づいてきた”ことだけを考えれば、それに気付けなかったことを悔いるのはまあ分かる。
吹雪と風丸のことに関してはチームメイトとして、キャプテンとして、風丸とは親友としても悩みを聞いてやれなかったことを悔いてますね……吹雪のことは第45話でチーム全体で考えていくこととしてある以上、円堂にとって堪えたのはやはり“風丸の離脱”でしょう。これは風丸が僕の最推しだから言ってるわけでは……いや、割とそれもあるけど、でも円堂にとって風丸の存在は大きかったと思いますよ。
7人しかいなかったサッカー部の助っ人に真っ先に名乗りをあげてくれた恩を円堂は忘れてないし。ただ今回、その恩を返すどころか風丸の悩みを聞いてやれなかった……言ってしまえばせっかく助っ人で来てくれた親友をほったらかしにしてしまったわけで、そりゃあ自分を責めるわな。。。
『俺もチーム離れるでやんす……。』
円堂が風丸を引き止めることが出来ずに風丸がキャラバンを離脱していくところを見てしまった栗松。
同じDFで1個上の風丸を慕っていた栗松は風丸が離脱したショックを拭いきれず、手紙を残して後を追うようにキャラバンを離脱……。
風丸も栗松もゲームとは離脱理由が大きく異なるのですが、僕はアニメの方が好きです^ ^
チームも何処か気が抜けたような雰囲気で、鬼道だけがいつも通りに練習をこなしている感じでした。キャプテンの円堂は勿論のこと、風丸も声出しは結構してた側のキャラなので、その2人がグラウンドにいなかったら苦しい雰囲気になるのも無理はないっすね。
“マジン・ザ・ハンド”立向居ver.
円堂を再び奮い立たせたのは立向居勇気でした。
雷門の練習に加わり、“マジン・ザ・ハンド”の習得に励む立向居。何度失敗しても立ち上がり、必殺技の完成を諦めない、シュートを何発くらってもゴールを守り抜こうとするその姿はまさに土壇場で“マジン・ザ・ハンド”を完成させた世宇子戦の円堂守。
立向居が繰り出した“マジン・ザ・ハンド”を見て、諦めない気持ちを思い出した円堂はグラウンドに戻り、チームに復帰するのでした。
『雷門のキャプテンはお前(円堂)しかいない。』
円堂がチームを離れている間、瞳子監督にキャプテンのご指名を受けていた鬼道。鬼道はその場で断り、『アイツは必ず立ち上がります。それが円堂守だからです!』と、今まで敵としても味方としても見てきた“円堂守”という人間に対する信頼の高さを感じる言葉を残しました……いやー、かっこよすぎるわ(笑)。
“炎のストライカー”
沖縄に“炎のストライカー”がいるという情報が入り、イナズマキャラバンは沖縄へ。
炎のストライカーといえば、もう豪炎寺しかいないっしょ‼︎🔥
鬼道もテンション上がってますなぁ。
マジン・ザ・ハンドを完成させた立向居をチームに迎え入れ、いざ出発🚌