【レビュー】『劇場版イナズマイレブンGO!vsダンボール戦機W』 | KENのブログ〜Flying to the World〜

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ストーリー:3.8

キャラ:3.2

作画:4.0

作中BGM:4.0

ED:4.0

おすすめ度:3.8

合計→22.8/30.0





2012年12月1日に公開された本作は、レベルファイブの二大タイトルシリーズ「イナズマイレブン」と「ダンボール戦機」のクロスオーバー作品。



本作のボス・フランによって世界の均衡が乱れ、本来なら交わることのない“松風 天馬たちの世界”(「イナズマイレブン」シリーズの世界)と“山野 バンたちの世界”(「ダンボール戦機」シリーズの世界)が繋がってしまい、“サッカーvsLBX”、“サッカーとLBXの共闘”が巻き起こる……というのが大まかな流れ。



冒頭で、ホーリーロード優勝校・雷門中のメンバーを中心に組んだ“新生イナズマジャパン”と無印時代にFFIを制したメンバーで構成された“イナズマレジェンドジャパン”のエキシビションマッチが描かれるも、途中でフランの仲間であるアスタとサンの介入で試合中止に……。EDで再試合をした模様が流れましたが、この一戦はめちゃくちゃ気になるのでちゃんとどこかでアニメ化して欲しい…‼︎



世界から“戦い”消そうとする本作のボス・フランはサッカーで戦っている天馬たち、LBXで戦っているバンたちを排除しにかかってきます。

その流れの中で天馬たちを守るべく、円堂たちが盾となるわけですが、これはTVアニメの「クロノ・ストーン編」とほぼ同じなんですよね……。



いや、分かってますよ。「イナズマイレブンGO!」の主役は天馬たちだってことは。子どもたちを守る為に大人が盾になるのは当然だと思うし、ストーリーとしても美しい。ただ、TVアニメに続いて劇場版でも円堂が消されるっていうのは観ていて気持ちが良いものではない。アスタのシュートをくらって倒れる円堂も、観ていて悲しかった。

奇しくも劇場版前作のレビューで『“継承”が裏テーマにあったんじゃないか。』という話をしたけど、継承した後のレジェンドキャラの扱いに関してはイナイレに限らず、どの作品もちょっと自分には合ってないことが多いなと感じてます(笑)。

すみません、レジェンドキャラの扱いにはうるさいもので(苦笑)。

「イナGO!」から円堂たちの扱いには問題があった……ここで止めておけば良かったんだ、ここで。



あと気になったのは試合の最後に出た“ゴッドハンドダブル”。

天馬が両手で出した“ゴッドハンド”に新生イナズマジャパンのメンバーが力を貸し、バン達もLBXで力を貸す、フラン側だったアスタとサンも加わって“フランの思いを受け止めよう”っていうのが形になった良い技だと思います。技名も両手と「ダンボール戦機W」でダブルミーニングで、決まった感はあるんだけど……天馬の“ゴッドハンド”が唐突なのよ(苦笑)。

天馬はフィールドプレーヤーだから“ハンド”だ、というのは置いておくとして、『何故そこで天馬が両手でゴッドハンドを出せたのか』……最大の見せ場で最大の謎が残るモヤモヤ感(笑)。特に伏線も無かったし、円堂時代を観てきた身としては『“ゴッドハンドの安売り”は勘弁してくれよ。』と。そこで“ゴッドハンド”を出すくらいなら、円堂もその試合に出る展開にすれば良かったのに。円堂は消すのにゴッドハンドは使う……これはちょっと酷いんじゃない?

ここらへんのモヤモヤが個人的には本作の評価を下げることになってしまった要因ですね。



まあでも、劇場版前作では敵だった白竜が味方になっているのは頼もしかった。ゲームの「クロノ・ストーン編」ではバージョンによって雨宮 太陽か白竜がストーリーで仲間になるんだけど、アニメは太陽を選んだから、白竜が味方になっているのを観れるのは本作だけ。貴重な作品よ。



天馬たちと出会ったことで未来は変えられると分かったフラン。それまで描かれていたものとは違う景色が一面に広がるラストのシーンは感動的でした。

未来からの刺客という点では劇場版1作目で“オーガ”が登場していますが、オーガのキャプテンであるバダップは円堂たちと戦い、そして円堂の言葉で改心したものの、“その後の未来”というアンサーが描かれることはありませんでした。

ですが、本作はそのアンサーが描かれました。ということは本作の物語の主人公はフランだったのかもしれないですね。