【レビュー】『劇場版イナズマイレブンGO! 究極の絆グリフォン』 | KENのブログ〜Flying to the World〜

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ストーリー:4.8

キャラ:4.8

作画:4.5

作中BGM:5.0

OP/ED:4.5

おすすめ度:4.7

合計→28.3/30.0



2011年12月23日に公開されたイナズマイレブンシリーズの劇場版2作目「イナズマイレブンGO! 究極の絆グリフォン」

劇場版前作はオーガの介入によるパラレルワールドでの物語だったのに対し、本作はTVアニメシリーズと同じ世界線。本作はホーリーロード全国大会3回戦・木戸川清修戦の後に起こった物語で、全国大会2回戦・白恋戦直後に雷門中サッカー部監督の円堂 守が監督の座を鬼道に託して雷門を去った理由も判明します。



フィフスセクターの勝敗指示を無視してホーリーロードを勝ち進む主人公・松風 天馬たち雷門イレブンにフィフスセクターから強化合宿への参加命令が下り、連れてこられた場所は本作の舞台となる“ゴッドエデン”。そこは、サッカー管理組織“フィフスセクター”のシードを養成する施設が聳え立つ“神の楽園という名を持った地獄の孤島”……。



雷門イレブンは、元シードの剣城とライバル関係にあった白竜擁する“アンリミテッドシャイニング”、天馬たちが森で出会う不思議な少年・シュウ擁する“エンシャントダーク”、そして2チームの混合チームである“チーム・ゼロ”と戦うことになります。

革命派の雷門とフィフスセクターという図式の中で、“剣城と白竜”、“天馬とシュウ”という個人の対立・関係性が描かれており、それが結果的に革命派vsフィフスセクターの戦いに繋がってくる感じになってます。



ゴッドエデンに着いて早々にアンリミテッドシャイニングに0対12で完敗→エンシャントダークに良いとこなし→猛特訓→ゼロ戦へ……というのが本作の大まかな流れですが、大敗から猛特訓を乗り越えてボス戦に臨む流れは、まさにイナズマイレブンの縮図。



完敗した相手に短期間で渡り合える特訓を描くのは説得力の点で難しさがありますが、本作は円堂と共にゴッドエデンを調査するメンバーとして風丸、吹雪、壁山、不動が登場し、彼らが特訓に付き合うので説得力があります。

無印時代から10年後の世界が舞台の「イナズマイレブンGO!」において、円堂たちは“スター”。プロリーグで活躍する風丸たちを目の前にしてテンションが上がってる天馬たちを観て、嬉しくなる僕(笑)。



ゼロ戦ではゴッドエデンの教官自ら試合に出場するゼロ側の姿勢を受けて、円堂たちも試合に参加することに。フィールドに入った瞬間、無印時代の風貌に変わる演出、そして天馬たちにアドバイスをする時には大人の姿に戻っている演出がアツかったです。

あくまでも、“天馬たちの試合”なので自分たちでゴールを奪うことはせずにアシストに徹する……今思えば、本作の裏テーマに“継承”というものがあったのかもしれない。レジェンド格の扱いにはうるさい僕だけど、本作においては文句なし。



完全アウェーの雰囲気で始まったゼロ戦も終わる頃には雷門イレブンは勿論のこと、白竜やシュウ、他のゼロのメンバーも、そしてスタジアムで観ていたシード候補生たちも“サッカーを純粋に楽しむ少年”になっていたのが良かったです。



全体的に凄く良かったけど、雷門中に“浜野、速水、倉間を残していった”理由はちょっと弱いかな。

『フィフスセクターに刃向かっている立場だから、全員が雷門を離れるわけにはいかない。』のは分かる。ただ、だからといってこの3人を残しても……というのが正直なところ。ベンチ組の青山と一乃を連れていってるので、主力メンバーから残留組を作ったと言いたいんだろうけど……。

全員連れていって欲しかったなぁ。



ラストに次期シリーズ「クロノ・ストーン編」への伏線である“セカンドステージ・チルドレン”や“支援者X”というワードを出したのは、TVアニメシリーズと同じ世界線を描いたのを利用していて素晴らしいと思いました。当時観てた人は『?』ってなるけど、次への仕掛けを展開していく攻めの姿勢は好きです。